図書委員プレゼンツ 図書委員の激推し図書 第三弾「容疑者Xの献身」
- 公開日
- 2024/11/06
- 更新日
- 2024/11/05
お知らせ
令和6年度 図書委員プレゼンツ 図書委員激推し図書 第三弾「容疑者Xの献身」 作:東野圭吾 文春文庫
図書委員の激推し図書第三弾は「容疑者Xの献身」3年生のKさんが激推しです。
Kさんの本書推薦理由は「本作の見どころは肝となるトリックのすばらしさです。本作は靖子が元夫を殺すシーンから始まり、探偵役の湯川の視点と靖子や靖子の隣に住む高校教師の石神の視点が交互に出てきます。読者としては犯人もわかっているし、犯行シーンを見ているにも関わらず、なんとなく微妙な違和感を抱えたまま読み進めていく事になります。そして最後に読者を欺くトリックが仕組まれているのです。とにかく読んでください。」
「とにかく読んでください!」と言われてしまうと「はい、わかりましたすぐに読ませて頂きます。」と答えてしまいそうですが、図書館の蔵書数には限りがあります。ぜひ予約を入れて冬休みなど長期の休暇中に読んでみてはいかがでしょうか。第三弾で既に東野圭吾の作品が2作入っています。やはり推理小説はまるで自分が物語に参加している要素が強いため感情移入が容易であるのと同時に、俯瞰的な一歩引いた読者としての立場での思考も存在する事からはまってしまう方が多そうです。一度も読んだことがない人もこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。