学校日記

令和6年度 夏季総体「いくぞコマ中!」野球部 その5

公開日
2024/07/12
更新日
2024/07/12

部活動

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令和6年度 夏季総合体育大会 野球 江戸川区決勝戦 

小松川中学校 対 上一色中学校  7月6日(土) @江戸川グラウンド  13:50PB


東葛西中をコールドゲームで退け、江戸川NO.1いや東京都No.1の上一色中学校との本当の江戸川区決勝が行われた。午前中は土曜公開授業のため登校し授業を受けた。気温は35度に迫ろうとしている。午後になり江戸川グラウンドに移動し上一色中を迎え撃つ準備をする。


上一色中・野球部は都大会・春季大会で二回選手権大会(夏季)六回(準優勝も四回)新人戦四回を平成23年以降に制している強豪中の強豪校だ。そのため江戸川区では上一色中学校以外がトーナメントを行いそこで優勝した学校(今回は小松川中学校)が挑戦権を得て本当の優勝校を決める。上一色中学校のような全国レベルの学校が江戸川区に存在する為に都大会の出場枠は3枠、今回は上一色中、小松川中、東葛西中が都大会へと駒を進める。


14:00試合開始の予定だったが雷雨が予想されるために10分早く13:50にプレイボール。先攻は小松川中だ。もしかしたら上一色中はBチームが出てくるのではとの懸念もあったが、ピッチャーはNo.1エースナンバーを付けた左腕だった。同じ中学生かと疑うほどの身長と存在感。その左腕から投げ込まれるボールは放物線の一部ではなく直線に近い軌道だ。あらかじめバットを短く持ってスピード対策を試みた小松川中打線はあっさり1回の表を終えて裏の守備に就く。


江戸川グラウンドは一週間前の雨上がりの江戸川球場とうって変わり水気がほとんどない。内野は乾きすぎてバウンドが読めない。ほとんどの内野手がいつもより緊張した表情をしてる。気温は高いが川面を渡る風が心地よい、雷雨になるのか重たい雲が徐々に広がり直射日光を防いでくれる。上一色中のバッターが打席に入る、大きい。強そうに見える。

それでも小松川中を勝利に導いてきたエースNo.1が上一色中の攻撃をかわし一回裏ゼロで抑える。


二回表なんとか食らいついていこうとする小松川中打線。押し込まれる、重い速球は感覚よりも手元で伸びてくる。ボールの下を降らされ空振り、遅れて出たバットになんとかあててもファウルになり前に飛ばない。この段階で小松川中の選手たちの顔色が変わり始める。No.1とNo.8の二名を除いては。昨年のWBCのアメリカとの決勝戦の前に大谷翔平(現ロスアンジェルス・ドジャース)が選手たちにかけた有名な言葉がある。「憧れるのをやめましょう。憧れていては超えられない」。試合を終えた今だから思い出される言葉だが、試合前または試合中に誰からこの言葉を思い出してくれていれば。「上一色中だって同じ中学生だ、憧れたり恐れたりしないで自分たちの野球をしよう。」


2回の裏上一色中の打線が襲い掛かってくる。打球の速度が違う、ライナーで放たれるその打球は内野手が一歩目動く間には既に外野に達している。スイングスピードが中学生のそれをはるかに超えている、二台あるバッティングマシーンの最速に設定されたボールを毎日打ち込んでいるために養われた迷いのないスイングだ。あっさりと3点を献上した。2回を終わって0-3。


3回でこの試合ではセンターを守っていたNo.8が二塁打を放った。(四枚目の写真)このNo.8は上一色中が相手であることを逆に楽しんでいるかのような表情で打席に立つ。相手からすると一番警戒するべき選手だ。まるで一時代前のサッカー日本代表の本田圭祐選手の様に。相手がいかに強くても関係ない、自分の力で相手に立ち向かっていくという気迫が伝わってくる。他の中学校チームの外野守備だったら確実にランニングホームランだったこのあたりがそれを物語っている。相手投手の伸びのある速球にアジャストしているのだ。後が続かず残塁で攻撃を終えた。3回裏の上一色の攻撃。塁に出たランナーの走塁は無駄がなく、歩幅が違う。なんとかつけ入るスキがないかと弱点を探してみるが、外野が深く守るしかない。深く守った外野の守備に顧問で監督の柿沼先生が大声で指示を出す。「もっと前に来い、抜かれたら全部俺のせいだ」この指示がピッチャーに火をつける。コマ中のエースNo.1は心に火がつくと帽子のつばが横を向く。(二枚目の写真)そしてその球に気合が乗り移る。ジャイアンツの元監督で現役時代には18番をつけ巨人のV9(9連覇:9年連続日本一)に貢献した悪太郎の異名を持つ堀内恒夫投手帽子のつばが横を向いたとたんに火が付いたような剛速球を投げる。(保護者の方々より上のお祖父さんの時代の名投手)そんな堀内投手同様に小松川中のエースNo.1本気で、全力で上一色に挑んだ一人である。決して相手にのまれることなく淡々とキャッチャーミットに投げ込んでいた。3回裏の攻撃は連打でやはり3点を失う。3回が終わって0-6。


4回の表ノーアウトでランナーがでる。そのあともラッキーが続きノーアウト一・三塁、なんとかランナーを返したい。またもやラッキーなあたりで1点をもぎ取る。流れが小松川中に来たかと思われたが、一瞬上一色中のピッチャーの顔色が変わり、変化球を交えた投球にあっという間にスリーアウトチェンジ。4回裏、上一色中に2点を取られ4回を終わって1-8。


5回に入り上一色中のピッチャー交代。エースと比べても遜色のない速球投手だ。むしろ制球は上かもしれない。上一色中はエースが一点取られたらマウンドからおろすと決めていたのだろうか。昨年の秋の大会でも上一色中とあたっているがその時は7-0で負け、江戸川球場のスタンドにホームランを運ばれた。今回も一点も取られないつもりだったのだろうか。5回表点数をあげられずコールドゲームでゲームセット1-8で負け江戸川区で準優勝となった


今回の試合で都大会ベスト4以上のレベルを目の当たりにした小松川中学校ナイン。都大会まで二週間、それまでにできる準備は限られている。ただ、声を大にして言いたい。決して気持ちで負けるなと目を伏せるな、向かっていけ負けたら全部柿沼先生のせいだ君たちは自分たちの持てる力のすべてを振り絞って、相手がどんなチームであろうとも、負ける事を考えずに全力で立ち向かって欲しい。これからの君たちの人生でそのことが大きな誇りとなる。


がんばれ小松川中学校 野球部 「いくぞコマ中!」


※7月12日加筆・誤字訂正

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