図書委員プレゼンツ 図書委員の激推し図書 第十二弾「心霊探偵八雲」★★★★★
- 公開日
- 2024/12/24
- 更新日
- 2024/12/23
お知らせ
令和6年度 図書委員プレゼンツ 図書委員の激推し図書 第十二弾 「心理探偵 八雲1」作:神永 学 角川文庫
図書委員の激推し図書第十二弾は1年生の図書委員M.A.さんが推薦する「心理探偵 八雲1」M.A.さんは「この本の見どころは、晴香が持ちかけた幽霊騒動を八雲が解決し、幽霊を成仏させる場面です。この場面は晴香の友人にとりついた幽霊を無理やりはらってしまうのではなく、幽霊の目的を聞き、誰も傷つけず成仏させる八雲と、どんな危険もかえりみず友人を助けようという晴香の優しさと勇気があふれ出ています。そしてあまり人と関わる事が苦手な八雲が晴香のある一言で少しずつ心を開いていきます。八雲が導き出す犯人、そして晴香のある一言が気になる方はぜひ読んでください。」と推薦文を寄せてくれました。
「心理探偵八雲」は16年の歳月をかけて完結した神永学の代表作、シリーズ累計700万部を誇るベストセラーだ。小説以外にもこのシリーズは舞台化、アニメ化もされている。本作はそのシリーズの第一作目として2004年に刊行された。主人公の斉藤八雲は少し変わった大学生で死者の魂を見る事ができる能力を持つ。そして同じ大学に通う小沢春香が幽霊騒動に巻き込まれた友人の相談を受け八雲の所属する「映画同好会」を訪ねるところから物語は始まる。テンポが良くあっという間に読める本書は勉強の合間の息抜きにもお薦めできる傑作だ。