【食育掲示】歴史給食〜縄文時代〜
- 公開日
- 2026/05/07
- 更新日
- 2026/05/07
給食
歴史給食〜縄文時代〜
縄文時代は、氷河期が終わり、日本の気候が今より暖かく湿った環境へ変わっていった時代です。落葉広葉樹の森が広がり、どんぐりや栗などの木の実がたくさん実るようになりました。旧石器時代の人々はナウマンゾウなどの大型動物を狩って生活していましたが、気候の変化とともに大型動物は減少し、人々はイノシシやシカなどの小型動物を狩る生活へ変わっていきます。また、海面の上昇によって海や川で魚や貝もとれるようになり、森・海・川の恵みを幅広く利用して暮らしていました。
しかし、木の実の多くはそのままでは苦味や毒があり、おいしく食べられませんでした。そこで縄文時代の人々は、縄文土器を使って木の実を煮たり、水にさらしたりしてアク抜きをしていました。縄文土器は「料理の道具」として大活躍していたのです。また、植物を加工するために、石皿やすり石などの道具も発達しました。自然から食べ物を得るだけでなく、「安全に食べられるよう工夫する知恵」が縄文時代にはすでにあったことがわかります。
今日の給食では、縄文時代の食事をイメージして、きび・赤米・小豆・栗を入れた古代米ごはんにしました。縄文ハンバーグには、当時まれに狩られていたイノシシをイメージして豚肉を使い、日本に縄文時代から生えていたと言われている長芋やしそ、山椒を加えています。今のように肉や米を簡単に手に入れられなかった時代、人々は自然を観察しながらその土地に合った、季節ごとの食べ物を工夫して食べていました。給食を通して、縄文時代の人々の暮らしや知恵にも注目してみてください。