六小40年のあゆみ

第六葛西小は、平成26年度、開校40周年を迎えました

第六葛西小40年のあゆみ

今から40年前の六葛西小

マンションやビルが立ち並ぶ現在の姿からは考えられない、当時の西葛西の姿…平地が広がり、所々に田んぼや沼が広がっていました。江戸川区の人口は49万人ほど。現在よりも20万少ないです。毎年5千〜1万人増加していく中で、第六葛西小が誕生しました。


開校のころのようす

第六葛西小学校ができる前は、大きな道路といえば新田通りと浦安通りだけでした。このあたりは夏は田んぼでお米を作り、冬はのりを作って生計を立てていました。
 昭和48年から学校の工事が始まりました。このころは、コンドミニアム葛西のあるところには工場があり、宇喜田住宅も建っていませんでした。大きな建物がないため、東西線の葛西駅のほうまで、よく見渡せたそうです。
 昭和49年7月1日、正式に第六葛西小学校が誕生しました。9月2日に開校式が行われ、第三葛西小学校から159名、第四葛西小学校から26名、合計185名、10学級で始まりました。
 当時は工事が続いており、校庭は10月まで使えなかったそうです。
 その後、昭和49年度末までに校歌・校章が決まり、校旗ができました。

  • 1974(S49).07.01 江戸川区立第六葛西小学校が開校する
  • 1975(S50).03.31 プールが完成する
  • 1977(S52).03.01 動物飼育小屋が完成する
  • 1979(S54).02.28 第二期校舎が増築される
  • 1980(S55).05.02 難聴学級(きこえの教室)の開級式が行われる
  • 1982(S57).11.18 東京都学校給食優良校受賞
  • 1983(S58).03 第三期校舎が増築される
  • 1983(S58).03 「たき山」が完成する
  • 1983(S58).10.27 学校給食優良校文部大臣賞受賞

職員室および体育館のある校舎から造成が始まりました

校舎より校庭を望むと、現在のコンドミニアム葛西の場所には工場がありました

昭和49年、185名10学級から本校が開校しました

1980(S55)年難聴学級(きこえの学級)が開級しました

学校給食優良学校として文部大臣賞を受賞しました

1977(S52)年9月の運動会 奥には増設したプレハブ教室が見えます

1978(S53)年3月第3回卒業式のようす。校庭から風船を飛ばしました。プレハブ教室を4つ増築中です


今から30年前の六葛西小

江戸川区の中でも葛西地区は、昭和54年西葛西駅の開業を経て多くの家族が住むようになり、目覚ましい発展を遂げていました。
 開校10年目の昭和59年、在校生は1074名最多となりました。第六葛西小の校舎はどの教室もたくさんの児童が学習していました。
 ちょうどこの頃に誕生したのが、今となっては六小のシンボル「たき山」です。


たき山の歴史

第六葛西小学校には、江戸川区で二番目に広い校庭のある学校です。そんな校庭の一角に、シンボルとなるものがあります。それが「たき山」です。
 「たき山」は、今から30年前の昭和58年3月に完成しました。これは、開校10周年を記念して造られたものです。
 当時の「たき山」は今と趣が全く違います。頂上から水が流れ、ふもとには池がありました。また、すべり台も設置されていました。
 現在は、すべり台がなくなりました。山全体に芝生をはじめとする草を育てて、一面緑のある「山」となっています。
 この30年間で姿は変わりましたが、いつも子どもたちのにぎやかな声のする場所です。これからも六っ子たちの格好の遊び場となり続けることと思います。

  • 1984(S59).11.01 開校10周年記念式典が行われる
  • 1989(H元) 開校15周年記念「ふれあい六葛西」が行われる

開校10周年を記念して、たき山ができました

たき山東側には記念の刻印がされています

1989(H元)年2月、冬の集会・マラソン大会が始まりました

1994(H6)年3月、動物飼育小屋が改築されました

1989(H元)10月、開校15周年を記念して「ふれあい六葛西」が開催されました

開校10周年記念「六葛西小祭り」のようすです

この頃の音楽会のようすです。児童数が今と比べると大変多いです。


今から20年前の六葛西小

江戸川区の人口はこの頃おおよそ58万人、学校の周囲には次々とマンションが立ち並びました。当時の航空写真からも分かるとおり、今の本校を取り巻く環境に似通っています。教育環境の充実も図られ、わかりやすい授業のために視聴覚機器も少しずつ整備されてきました。


六葛西小とジャナジョティ小学校との関係

平成6年、開校20周年の記念事業として始まったネパール・ジャナジョティ小学校との「姉妹校提携交流」は、今年で19年目を迎えました。
 20周年記念委員会では、物ではなく子どもの心に残る事業はないかと検討が進められた結果、「アジアの子どもたちに学校を贈ろう」という事になりました。平成8年12月、ジャナジョティ小学校がネパールに開校し、本格的な交流が始まりました。
 姉妹校交流では、「その国の生活や文化、風俗などを理解し尊重する心、国際感覚あふれ、自他の違いや互いに尊重し合う態度が育ってほしい」と考えています。

  • 1974(H6).10.07 開校20周年記念式典が行われる
  • 1995(H7).11.19 ネパール王国ジャナジョティ小学校と姉妹校提携する
  • 1996(H8).12.29 ネパール王国ジャナジョティ小学校開校式典に代表団を派遣する
  • 1997(H9).04.01 教育相談室を設置する
  • 1999(H11).07.03 開校25周年記念集会・こどもまつりが行われる
  • 1999(H11)10.31 ネパール王国バネパ市長、ジャナジョティ小学校児童来校
  • 1999(H11).11.08 パソコンルームを設置する
  • 2000(H12).12.27 ネパール王国ジャナジョティ小学校に代表団派遣
  • 2002(H14).01.18 ネパール王国バネパ市長来校する
  • 2003(H15).06.18 プール全面改修される

開校20周年頃の入学式のようすです

開校20周年頃の運動会の様子です(写真をクリックすると大きく表示されます)

2001(H13)年、ネパール王国バネパ市長が来校しました

ネパール姉妹校交流を契機として資料室が新設されました

現在、第一校舎の2階に設置されています

2003(H15)年、プールが全面改修されました。現在のプールです


今から10年前の六葛西小

校舎の改修もすすみ、教育環境の質も向上してきました。児童数も600〜700名と、中〜大規模校といえるでしょう。
本校では、草創期より保護者の方々の温かいご支援のおかげで教育活動を充実してきましたが、江戸川区学校応援団の制度も取り入れられ、学校は地域の教育の中心としての役割をさらに大きく担うようになってきました。
 また、ネパール姉妹校交流を継続し、国境を越えて児童の生活や文化交流を深めてきました。児童文化交流という源流を生み出した方々の多大なるご尽力に思いを馳せ、これからも太く長くこの潮流をいつまでも守り続けていきたいものです。


六葛西小の歴史に残る「学校図書館の大改造」

今からちょうど10年前、六葛西小の図書館は「暗い」「カビくさい」「古い本が多い」、そんなイメージの部屋でした。
 「子どもたちが季節を感じ、楽しんで通える図書館にしたい」という当時の伊藤辰久校長の願いから大改造がスタートしました。
 保護者ボランティアを募集し、故・高橋元夫先生(当時・慶応大、放送大学講師)のご指導のもと作業は次々と進んでいきました。
 児童で組織する図書委員を中心に図書館の名前を募集。教職員総出で書架の移動。ボランティアによる8000冊余の本の掃除とラベル替え、修理。当時の図工専科・志水洋先生によって、図書室の看板とトトロの大型装飾が作成されました。これは「トトロが図書館にいたらいいなあ」という児童の声から生まれたものです。
 10ヶ月の改装作業後、明るく、本が探しやすい「ぶっくらんど」が誕生しました。まさに、子どもたちと教職員、保護者ボランティア、皆の手で実現した大改造でした。
 「大好きな子ども、本で学ぶ子ども」、今、ぶっくらんどはそんな子どもたちでいっぱいです。

  • 2004(H16).11.05 開校30周年記念式典が行われる
  • 2005(H17).11.02 給食室全面工事
  • 2005(H17).11.06 ジャナジョティ小学校より代表団来校
  • 2006(H18).12.26 ジャナジョティ小学校への訪問団派遣
  • 2007(H19).04.01 給食調理業務、民間委託開始
  • 2008(H20).12.28 第5次ネパール訪問団22名派遣
  • 2009(H21).04 江戸川区「学校応援団(読書活動)」モデル校
  • 2009(H21).08.28 開校35周年こどもまつり
  • 2009(H21).09.30 開校35周年記念集会
  • 2009(H21).10.26 ジャナジョティ小学校より代表団3名来校
  • 2010(H22).04 東京都「読書指南役の手法」研究モデル校
  • 2010(H22).12.25 第6次ネパール訪問団19名派遣/バネパ市より7名表彰

開校30周年記念の航空写真撮影です

※ 写真資料は今後充実させていく予定です。ご期待ください。(H26.10)