理数フロンティア校の指定

江戸川区立篠崎第二小学校は、東京都教育委員会より平成25年度、平成26年度の理数フロンティア校に指定されました。

理数フロンティア校設置の趣旨

東京都教育委員会では、理数教育の振興に向けた基本的な考え方*に 基づき、理数教育に先進的に取り組む学校を指定して各区市町村における理数教育の中核的な 役割を担わせるため、理数フロンティア校(小・中学校)を設置することとした。 東京都全体の理数教育の振興を目指すことから、理数フロンティア校は、小学校50校、中学 校50校の合計100校とするとともに、各区市町村への設置は、原則として小・中学校それぞれ 各1校とした。

*参考:「東京都理数教育振興施策検討委員会報告書『小・中学校における理数教育の振興に向けて』」 (平成25年2月 東京都教育委員会)

理数フロンティア校の役割

効果的な教材や指導方法の開発、理数教育地区公開講座の開催等の先進的な取組を行い、そ の内容を地域の各学校に対して情報発信するとともに、地域の各学校の教員を対象とした理数 教育に関する研修等を行う。

理数フロンティア校が取り組む主な内容

(1)効果的な教材、指導方法の開発

(2)理数教育地区公開講座

(3)校内の教員を対象とした研修

(4)域内の教員を対象とした研修

(5)理科教育推進教員の活用

平成26年度理数フロンティア校講演会

演題「子供たちが目を輝かせて取り組む理科学習のために教師がすべきこと」 〜理科授業における教員の熱意の向上〜

平成27年1月29日(木)本校多目的室にて、講師に山梨大学大学院総合研究部 教授 松森靖夫先生をお迎えして、平成26年度理数フロンティア校講演会を開催いたしました。本校は、平成25年度、平成26年度に渡り、東京都教育委員会より「理数フロンティア校」の指定を受け、校内研究や地域の教員に向けて理数教育地区公開講座を開催してきました。その総括の場として、今回、講演会を実施いたしました。江戸川区教育委員会や江戸川区の他の学校より、多数の教員に参加いただき、質疑応答も活発な議論がなされました。

ご講演いただきました松森先生(山梨大学)は、理科教育が専門で、著書には「論破できるか子どもの珍説・奇説」(講談社ブルーバックス)、「理科好きの子どもをはぐくむ20の条件」(東洋館出版社)などがあります。
 まず初めに、松森氏が執筆を担当された「毎日小学生新聞」「毎日中学生新聞」の連載記事を例に、今どきの小学生や中学生が、どのような思考をしているのか紹介しました。それを踏まえて、理科嫌いの子どもを取り巻く構造的背景や、理科嫌いの定義について、話を伺いました。
 また、児童から見た科学者像と教師像は何が違うのか、観察や実験を通して児童に何を身につけさせたいのか、教師の理科教育への貢献について果たす役割にもついても、ご講演いただきました。
 講演後の質疑応答では、「理科教育全般について」「塾などで事前知識が入っている児童への対応について」「児童が仮説を立てやすくする方法」などに質問が及びました。

理数教育地区公開講座(平成26年度)

6月16日(月)「5年 ものづくり教育」

5年生の児童が、シャープ株式会社から出前授業を受けました。身近な製品を題材とした講義と実験(製品の分解)を通じて、理科への興味を高め、職業観の醸成に繋げることを趣旨とするものです。各クラスに分かれて前半は携帯電話機をモチーフに、ものづくりにおける商品開発の歴史等について学びました。後半は、スマートフォンを実際に分解してどんな工夫があるか考え、確かめました。

学校公開 ものづくり教育

5年生 ものづくり教育について学びました。

学校公開 ものづくり教育 (画像 1)

6月16日(月)「4年 電池のはたらき」

4年生の「電池のはたらき」では、3年生の時に1個の乾電池を用いて回路を作っていたものが、乾電池が2個に増えます。2個の乾電池のつなぎ方(直列つなぎ、並列つなぎ)の特徴を見つけるために、「電流」に着目し、本時では簡易検流計を用いて「電流の大きさ」を比べました。実験を行った事柄とその実験から分かったことを、ノートにまとめました。まとめた考察の内容は、「理科新聞」として学級に配布します。

学校公開 理数教育地区公開講座

学校公開 理数教育地区公開講座 (画像 2)

6月17日(火) 「4年 電池のはたらき」

4年2組が、「電池のはたらき」として光電池を用いた実験を行いました。光電池は、4年生で初めて出てくる教材です。光電池の特徴は何なのかを子どもたちと一緒に考えていきました。光電池は電気回路を作るだけでは電流が流れず、モーターも回りません。光電池に強い光が当たった時だけ、電気回路に電流が流れ、モーターが回ることを学びました。

学校公開 理数教育地区公開講座 その2

学校公開 理数教育地区公開講座 その2 (画像 1)

江戸川区内の教員を対象とした研修(平成26年度)

7月22日(火) 「理科安全指導実技研修会」

江戸川区内の教員を対象に、本校にて「理科安全指導実技研修会」が行われました。理科の教科としての特性や、各学年のねらい、身に付けさせたい能力を紹介し、具体的な手立てまで迫ることができました。実際に、実験器具を用いて研修が進められました。「安全に正しく理科指導を行うにはどうしたらよいか」について、身をもって経験することができました。

理科実技研修会

11月5日(水) 「江戸川区小学校教育研究会理科部 研究授業」

第3学年 理科 「ものの重さをしらべよう」

江戸川区内の教員を対象に、本校にて「江戸川区小学校教育研究会理科部」の研究授業が行われました。

子どもの様子
「ものの重さは形をかえてもかわらないのか」という問題を解決するためのに、身の回りのもの(空き缶、レゴブロックやねん土など)を使って実験を行いました。納得がいくまで何度も繰り返し実験をしました。友達の実験結果を聞いて、「本当にそうなのか?」と思ったことについて、とことん追究する姿が見られました。
成果
教科書上では、教材としてねん土のみが取り上げられていますが、身の回りにある色々な物で実験を行ったことで「ものは形を変えても、重さは変わらない」という考えがより深まりました。子どもたち同士の話し合いの中で、考察を行うという1つのやり方について、提案することができました。
課題
子どもたち同士で、どのようにそれぞれが実験した結果を共有したらよいのか課題が残りました。また、3年生に対して、技能的にどのように正しい秤の使い方を指導したらよいのかなども検討していきたいです。
研究内容
『科学的に考え、表現できる児童の育成 〜問題解決の過程を大切にした理科の学習を通して〜』を研究主題にして研究を進めています。
第3学年では、学習の過程において、自然の事物・現象の差異点や共通点に気付いたり、比較したりする能力に重点が置かれています。しかし、考えたことを書いて表現する力には個人差が大きいのが実態です。また、実験の途中で気付いたことをつぶやいたり、友達と情報交換をしたりしていることが多く、その段階で考察していると考えることができます。
考察について、書く場面だけではなく、話し合いを通して考えを深める場面ととらえました。本研究授業では、同じグループの児童がそれぞれ異なる実験を行い、その結果を持ち寄って話し合う方法を取り入れました。話し合いを通して結果を整理し、結論にまとめられるようになりました。
区小教研理科部

理科通信(平成26年度)

授業で行った実験結果や考察、子どもたちの感想を理科通信にまとめて、ご家庭へ配布しています。