10月6日(月)の給食【十五夜献立】
- 公開日
- 2025/10/06
- 更新日
- 2025/10/07
給食
◯牛乳
◯さつまいもごはん
◯揚げ豆腐の野菜あんかけ
◯小松菜ともやしの昆布漬け
◯月見汁
本日は十五夜にちなんだ献立です。十五夜・中秋の名月は別名「芋名月」とも呼ばれ、芋類をはじめとする収穫物への感謝をする節句です。今日は芋名月にちなんで、ごはんにはさつまいも、月見汁には里芋を使っています。月見汁にはお月見団子代わりの白玉だんごと少しわかりにくいかもしれませんが、うさぎの絵入りのかまぼこも入れました。お米を主食とし米文化が根付いている日本の行事・節句には、餅や団子が欠かせません。お月見では月見団子やお芋を供えて作物の収穫に感謝し、これから実るものに対しては豊作を祈願するのです。
写真1枚目
里芋は皮を剥くとぬめりが出るので大量調理にはあまり向かない食材です。でも旬の食材をみなさんに提供したいので、少量ですが本日は使用しました。
写真2枚目
さつまいもは炊飯器でお米と一緒にふっくら炊きました。味見であまりにお芋が美味しいので八百屋さんに品種を伺ったら「シルクスイート」という芋だそうです。
【十五夜・中秋の名月】
本日は中秋の名月・十五夜です。中秋の名月の祭事はもともと中国から伝わり、日本では平安時代に貴族の間で盛んに催されました。江戸時代には一般庶民の間でも広く行われるようになり、次第に現在の形に変化しています。
「十五夜」とは何でしょうか。旧暦では秋を7月~9月としており、旧暦7月を「初秋」、旧暦8月を「仲秋」、旧暦9月を「晩秋」と区分しました。にんべんがつく「仲秋」が旧暦8月の全体を指すことに対し、「中秋」は秋全体の中日を意味し、旧暦8月15日のみを指します。これが、中秋の名月です。
よって「十五夜」という言葉は、元々、旧暦の毎月15日の夜、または満月の夜という意味を持ちます。ですが現在では「中秋の名月」をさすものとして使われるようになりました。現代では旧暦と暦の数え方が異なるため、年によって十五夜の日が異なりますが、およそ9月の中旬~10月上旬に訪れます。
旧暦は、月の満ち欠けを基準に、新月になる日を各月の1日 としていました。よって、毎月真ん中の15日はだいたい満月と なります。月の満ち欠けのサイクルが29.5日であること、および、実際の月の軌道が正円でない理由から、15日に満月になるとは限らず、必ずしも中秋の名月と満月は一致しません。ちなみに2021年から2023年の3年間は、十五夜が満月と重なっていました。次に満月と十五夜が同じ日になるのは2030年です。
十五夜には、月見団子や野菜、果物、芋などの秋の収穫物や水などもお月見のお供え物として飾ります。お供えした食べ物はお月見が終わってから食べましょう。お供え物を体に取り入れることにより、健康や幸せを得ることができると考えられているからです。