野球部 秋季大会決勝戦 VS 東葛西中 詳報 !!
- 公開日
- 2024/10/03
- 更新日
- 2024/10/03
部活動
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令和6年10月1日(火) 江戸川区秋季体育大会(軟式野球) トーナメント決勝 VS 東葛西中学校 @ 江戸川区球戯場
※ 平日の試合だったため応援に来られなかった保護者と修学旅行で試合観戦ができなかった3年生の為に詳報をお送りします。
14:00開始予定だった試合は前の試合が早く終わった為に(準決勝で小松川中学校は南葛西中を3回10-0でコールド勝ち)13:30に早まった。前日の雨の影響でグラウンドが若干緩めだった準決勝とは異なり、適度に湿り気を含んだ内野は綺麗に整備されベストに近いコンディションだった。
先輩たちが夏の大会で都大会に進むも2回戦で敗退となった。その悔しさをバネに新チームは夏休み中に普通では考えられないほど多くの練習試合を重ね実践経験を積んでいった。特に夏の総体では多くの1年生がスタンドからの応援となったが、そのメンバーから5人がスタメンで起用されるなど新しく生まれ変わった小松川中学校野球部であった。そんな新チームは秋季大会の中で試合ごとに成長し、新コマ中スタイルを熟成させてきた。派手さはないが地味に、貪欲に、そして確実に得点を重ねる。新スタイルはいわば玄人好みのチームと言える。
小松川中が先攻。
初回一回表 小松川の攻撃先頭打者がファーボールで歩くと、すかさず二塁へ盗塁。相手の内野が隙を見せるまに三盗を決める。この試合で二番に入った1年生の二番打者がタイムリーを打ってノーアウトで1点先取。決勝戦で相手チームに超中学級の片りんを見せつける。その後三番バッターがスリーベースを放ち1点追加、四番凡退の後五番打者がスクイズを決めて3点目を取る。後続が続かずチェンジ。
一回裏 守備に乱れが生じ1点を返され3-1,2点リード。
二回表7番、8番ともあたりが良すぎセンターフライになるも芯で捕えている打球には勢いがある。続く9番バッターが内野安打で出塁するも盗塁失敗でチェンジ。
二回裏は三者凡退に切って取り2回を終わって3-1。
三回表、デッドドールで先頭打者が歩きそのまま二盗を決める。続く打者の意表を突くセーフティバントが決まりノーアウト一、三塁。一塁走者が二塁に盗塁を試み刺そうとしたキャッチャーの送球がセンターにそれてその間に1点追加。その後二者凡退の後ショートを守る五番打者のスリーベースヒットが飛び出し一点追加。5-1。
三回裏、東葛西の攻撃は先頭打者に二塁打を打たれ、三盗されそのランナーがレフトフライのタッチアップでホームに帰り一点追加される。さすがは決勝戦まで駒を進めてきた東葛西中、今までの対戦相手とはレベルが違う戦いを見せてくれた。
三回を終わって5-2。
四回 小松川中無得点のあとマウンドに上がったのは前の回にセーフティバントを決めた1年生の左ピッチャー。ツーアウトからランナーを出すもショートゴロに打ち取り二塁フォースアウトでチェンジ。準決勝までコールドゲームで勝ち上がってきた小松川中学校の投手陣は背番号1,7,9の三人いるがコールドゲームで試合が終了するとリリーフ陣は登板する機会が少なく調整が難しかった。ただ公式戦と公式戦の間に組まれた練習試合では完投するなど結果を残してきていたので安心して見ていられた。特に今回四回からマウンドを任された1年生投手は新チーム始動時は体全体がうまく使えずボールを置きにいってしまった。そのため打ちごろの速球を強打されていたが、足の上げ方を変え体重が乗るような投球に変えた結果速球が走り始め、織り交ぜられたシンカーが効果的だった。
五回から東葛西中は先発投手を降板させ体格の良いピッチャーを投入、一番打者からの攻撃となった小松川中はセカンドフライ、レフトフライ(もう少し伸びていればスタンドインと言う大飛球)、サードゴロと打ち取られ三者凡退。
五回裏 1年生投手続投、先頭打者を三球三振に打ち取り、次の打者も三振、続く打者をサードゴロに打ち取り三者凡退。投手戦の様相を呈してきた。
六回表 小松川中の攻撃五番打者があわやセンターバックスクリーンに飛び込むかと言うあたりを捕球されワンアウト、続く五、六番打者が連続ヒットでランナー1,2塁。七番バッターが相手センターエラーで出塁するもその間の走塁ミスでアウトカウントを増やされてしまう。続く八番バッターが凡退でチェンジ。
六回裏 1年生ピッチャー続投。いきなり先頭打者にエンタイトルツーベースを打たれてランナー二塁。リードを広げる二塁走者に牽制球を投げるもベース上には誰もおらずボールはセンター前に抜けランナーは三塁に。続く東葛西中の打者の打球はセンターオーバーの長打コースだったが小松川のセンターがファインプレーのスーパーキャッチ。飛び出していた三塁ランナーは一度三塁に戻りタッチアップするが、ベースを離れたのが早かったと気が付いた小松川中がボールを三塁に戻しアウトになる。ツーアウトランナーなし。その後を切って取り六回を終わって5-2小松川リードで最終回に。
七回の表 九番打者がいきなりツーベースヒット、続く一番打者が四球を選びノーアウト一塁、二塁。2番打者の送りバントを東葛西が最高のフィールディングを見せ、ホームと三塁ランナーが刺されツーアウトに。最後の打者はショートゴロでスリーアウトチェンジ。
七回裏 続投。ツーアウトを取ってからあと一人の段階でファーボールを与え、ここで監督の柿沼先生がマウンドに向かう。続投。続く打者にレフトオーバーのエンタイトルツーベースを打たれツーアウト二、三塁。ホームランを打たれると同点になってしまう。踏ん張りどころだ。6回、7回の二本のエンタイトルツーベースはあたりが良く、二本ともワンバウンドでスタンドインしていたがこれがフェンスに当たっていたらスリーべース、悪くするとホームランになっていた。最後は投手が踏ん張りサードへのファールフライでゲームセット。5-2で勝利した。
圧倒的な強さで勝ち上がて来た小松川中にとっては初めての緊張感のある試合だった。課題はいろいろと見えてきたが一年生の著しい成長と2年生の先輩から引き継いだセンスある走塁でもはや江戸川区では敵なしの状態だ。ただし、江戸川区には上一色中学校と言うモンスターが存在する。次戦江戸川区の頂上を決する試合が10月5日(土)午前9時から江戸川グラウンド(江戸川河川敷)で行われる。前日に二年生は校外学習で鎌倉に行くがぜひ勝利を祈ってきて欲しい。その後都大会は10月12日(土)に開幕する。こちらは本校文化祭の展示発表・舞台発表と期日がかぶってしまうので生徒の応援はできないがぜひ頑張って欲しい。
がんばれ コマ中野球部 目標は都大会制覇だ!!!