開校50周年を迎えて
開校50周年を迎えて
校長 中山 和義
第六葛西小学校は、昭和49年7月に、第三葛西小学校と第四小学校を母体として開校しました。それから半世紀の月日が過ぎ、今年開校五十周年を迎えることができました。これまでに6091名の卒業生が巣立ち、各方面で活躍をしています。この度、日頃より本校の教育を応援してくださっている多くの保護者の皆様・地域の皆様と共に開校50周年を迎えられますことは、喜びの極みです。
本校は、開校20周年を迎えた平成6年度に、記念事業としてネパールのジャナジョティ小学校と姉妹校提携を結びました。それから姉妹校交流がはじまり、30年を迎えることとなりました。「学校に行きたくてもいけない世界の子ども達のために支援したい」「交流を通じて国際感覚に溢れる豊かな心を育んでいきたい」、そんな思いでこれまで脈々と活動が引き継がれてきました。地域・保護者の有志で構成されるネパール姉妹校委員会の方々の、教育に対する高い志と熱い情熱がこの活動の支えとなっています。
50年間の学校の歴史は、地域の子育ての歴史でもあります。地域の皆様に見守られながら本校の子供たちは、校章の由来でもある『中央の「六」が、大地を踏み締め未来に夢を託し、天空を仰ぐ子供の姿。周りの「円」は、父の川「江戸川」・母の川「荒川」に包まれた伸び行く街葛西』を現し、楽しく学び、健やかに成長するようにとの願いの中、伸び伸びと子供らしく育っています。
地域と共に歩む学校づくりは、児童や保護者・地域の方々、学校関係者の熱く強い思いが一体化したとき結実した姿を現します。
これからも、本校のよき歴史、伝統、校風をしっかりと継承し、また新たな気持ちで第六葛西小学校の教育活動を推進してまいります。
結びとなりますが、開校50周年及びとネパール・ジャナジョティ小学校姉妹校提携30周年の記念行事に際しまして、ご支援・ご尽力をいただきました江戸川区、江戸川区教育委員会、歴代の校長先生をはじめとする教職員の皆様、地域の皆様、保護者の皆様に、心より感謝申し上げますともに、今後の第六葛西小学校へ、より一層のご指導ご支援をお願い申し上げます。