七夕集会
- 公開日
- 2017/07/10
- 更新日
- 2017/07/10
南小トピック
7月7日にたなばた集会が行われました。
七夕の起源には数多く説があります。
その中でも
(1)もともと日本の神事であった「棚機(たなばた)」
(2)おりひめとひこぼしの伝説
(3)奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」
という3つの行事があわさったというのが有力と言われています。
仏教が伝わると、この行事はお盆を迎える準備として7月7日の夜に、 行われるようになりました。
日本古来の行事と中国から伝わった行事が合わさり、平安時代からは宮中行事として七夕行事が行われるようになりました。
現在”七夕”という二文字を「たなばた」と当て字で読んでいるのも、 ここから来ていると言われています。
庶民に広まり、全国的な行事となったのは江戸時代で、そのころから、野菜や果物のお供えものをするだけでなく、短冊に色々な願い事を書いて笹竹につるし、 星に祈るお祭りと変わっていったといわれています。
どうして笹に飾るのかの由来は定かではないのですが、 笹は昔から邪気を祓う役目があると考えられていました。
また、笹は大きく空に広がるように成長するため、天に願いを届けてくれる。
笹の葉は「船」の形にもなることから、願いを星に運んでくれる。そういった人々の願いから笹に飾るようになったといわれています。
飾りにも、それぞれ意味があるそうです。
短冊を掛ける・歌を歌う…字が上手になるように。習い事が上達するように。
ひし形つなぎ・あみ飾り…もともとは布や飾り糸で、裁縫がうまくなるように。
折鶴・・・家族が長生きしますように。
ちょうちん・野菜・・・神様やご先祖様へのお供え物。
投網・・・豊漁になりますように。
短冊だけでなく、飾りにも願いをこめて作りたいですね。
平安時代から行われている行事を、小学校で子どもたちが引き継いで行っているというのは、とてもすてきなことだと思います。
4年生が、入退場のときに「たなばた」をリコーダーで、演奏してくれました!