スクールカウンセラーより
- 公開日
- 2020/05/15
- 更新日
- 2020/05/15
お知らせ
日差しが強くなってきましたね。体調に変わりはありませんか?
こまめに水分を取って、熱中症に気を付けてくださいね。
今回は「話し方」について取り上げてみたいと思います。
少し内容がむずかしいかもしれません。おうちの方といっしょに読んでみてください。
家族がおうちでいつもいっしょにいると、安心できるなどの良い面がある一方で、なんだかちょっとしたことが気になって、ついイラッとしてしまうこともあります。夏休みなどの長いお休みの時も、同じような経験をすることがあるのではないでしょうか。特に今は、多くの制限もあり、ふだんよりストレスが高くなっています。
そんな時は、つい攻撃的なことばを使いがちになります。
顔を見るなり、「勉強しなさいっ」
ちょっと肩があたっただけで、大声で「痛いっ!」
なんとなく理由もなく「あっち行って!」
力任せに強い口調で伝えると、相手が言うことを聞くので、その場をコントロールできた気持ちになります。でも…、相手はとてもいやな気持ちになりますし、本当は自分も傷ついてしまうのです。
お互いにいやな思いをせず、お互いの持つ力を高め合うことができる話し方、したいですよね。
そこで、気持ち良く話をするコツをお伝えします。
コツその1:イライラすると呼吸が早くなります。まずはゆっくり深呼
吸をして、落ち着きましょう。
ゆっくりした口調で話す方が伝わりやすくなります。
コツその2:話す時は“私”を主語にしましょう(=アイ(I、愛)メッ
セージ)。
例)「(あなたが)あっちに行って!」
→「(わたしが)一人になりたい」
コツその3:話を聞くときには、どうして、を後につけましょう。責め
られている気持ちが弱まります。
例)「どうしてあんなことをしたの?」
→「あんなことをしたのはどうして?」
どうですか?できそうですか?まずは思い出したら、やってみましょう。
みなさんが毎日を少しでも明るく楽しく過ごせますように。