学校日記

ソフトボール部 春季区民大会 一回戦 VS 鹿骨中

公開日
2025/04/25
更新日
2025/04/24

部活動

令和7年 4月20日(日) 春季区民大会 @ 江戸川河川敷グラウンド


4月初旬に行われた平井・小松川大会では決勝戦で延長タイブレークで惜しくも葛西三中に敗れて準優勝だった小松川中ソフトボール部。悪天候による雨天順延で一週間遅れで開催された春季棄民大会、初戦の対戦相手は前の大会と同じく鹿骨中学校だ。この試合でソフトボール部を率いる福田監督(1枚目の写真)は思い切った決断を下す。3年生の主力選手の何人かを先発メンバーからはずし、2年生主体のチームで初戦に臨んだのだ。試合前には主力選手を交代でも出さないと明言し、徐々に2年生の緊張感が高まる。初回2年生投手は今までにない完璧な立ち上がりで鹿骨打線をゼロで抑える。(4枚目の写真)そして打っても大活躍(8枚目の写真)だった。


打っては守備の要としてショートストップで軽やかな動きを見せる数少ない3年生メンバー(2枚目の写真)がスマートな走塁で先取点。そのあとに控える江戸川区屈指のスラッガー4番の2年生がホームランを打つなど2点をもぎ取る。2回表に意地を見せた鹿骨中が内野の守備の間を抜く好打で追いついてきた。2-2。 このまま終わらせないのが今年の小松川中学校ソフトボール部だ。2回裏には一気に5点を追加した。2回を終わって7-2の5点リード。そして3回は両チームの投手陣が引っ張る。いつもなら交代してマウンドを譲る事を考え始めるマウンドの左腕は自分がこのマウンドを守ると言う強い意志を感じていた。キャッチャーの強気のリードが功を奏して3回表の鹿骨中の攻撃をゼロ抑える。その裏下位打線にまわった小松川中も相手の好守備もあり得点を奪えず。4回に突入した段階で規定時間となっていたためにこの回が最終回となると審判から告げられた。


最終回、この回を4点以内に抑えればコマ中の勝ちが決まる。相手チームは4回目の突入し、制球が甘くなったコマ中の左腕にプレッシャーをかけるべく揺さぶりをかけてくる。ストライクが入らない、きわどいコースの球にボールの判定。そこに福田監督の声が飛ぶ「4点までは取られてもいい。5点取られても負けたわけじゃない!」下を向き始めていたコマ中ナインがプレッシャーから解き放たれた。それまでとは違った動きでアウトカウントを重ねていく、そして3点を献上しながらこの回を終えてゲームセット。7-5で勝利した。2回戦は相手チームの棄権で不戦勝一気に決勝戦を迎える事になった。


向かい側のグラウンドでは平井。小松川大会の決勝戦で対戦した葛西三中が篠崎二中に大量点差で負けていた。どこが決勝の相手になるのだろうか。江戸川区の中学生ソフトボール大会は戦国時代の様相を呈してきた。