６月２９日（木）の献立

擬製豆腐、ごまごはん、茎わかめのきんぷら、田舎汁、
冷凍みかん、牛乳

擬製豆腐の本格的なレシピは、豆腐を潰して卵に混ぜ、焼いたり蒸したりして豆腐状に固めた精進料理です。お坊さんが卵のような動物性食品を食べることが禁じられている中で、豆腐にこっそり卵を入れて見た目はわからないように調理し、食べていたことがこの料理の起源と言われています。カモフラージュして作ったという意味で「犠牲」の字が当てられるようになりました。現在では、肉や野菜をたくさん入れ、見た目が豆腐、とはいかないレシピも増えてきました。豆腐と卵がたっぷりなので、鉄分が多く、栄養価の高いおかずです。ぜひしっかり食べてください。

二枚目の写真

卵は調理師さんが片手で割り、小さな入れ物で殻の混入をチェックしてからもう一方の手で大きな入れ物に合わせます。

三枚目の写真

鰹節専門店のおすすめの、鰹の粗削り節を使ってお出しをひきました。鰹が香り、うま味が広がる自慢のおだしです。