学校日記

図書委員プレゼンツ 図書委員の激推し図書 第十五弾「発達障害の人が見ている世界」★★★★

公開日
2025/01/09
更新日
2025/01/09

お知らせ

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令和6年度 図書委員プレゼンツ 図書委員の激推し図書 第十五弾 「発達障害の人が見ている世界」 岩瀬利郎 著 アスコム 


1年生の図書委員E.A.さんが激推しなのは「発達障害の人が見ている世界」です。E.A.さん「この本はADHD※やASD※2という発達障害の特徴や、接し方が書かれている本です。発達障害はなおそうと努力してもなおせるものではなく、脳の特性であるということが書かれています。この本を読むと発達障害の方が見ている世界が伝わり、関わり方がわかると思います。絵も多くわかりやすいのでぜひ読んでみてください。」と推薦文を書いてくれました。新聞やテレビで見かける事の多い発達障害と言う言葉ですがどのような症状かきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。E.A.さんの積極的に理解して関わっていこうとする姿勢は素晴らしいと思います。


※1 ADHD  注意欠如/多動症(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)

子どものADHDというと、「じっとできない」「席についていられない」「乱暴」などの特性が取り上げられることが多いです。確かにそれらもADHDの子に多い特性ではありますが、いっぽうで「ぼーっとしている」「集中できない」「忘れ物が多い」など、不注意から起こるトラブルを抱えることが多いのもADHDの特性です。そして、「多動傾向」は幼児期や小学生くらいまでで治まってくることが多く、中学、高校、大学生になってくると「不注意」の課題の方が目立ってくるケースが増えてきます。 小学館HP HUGKUMU(はぐくむ)より引用

※2 ASD 自閉スペクトラム症(ASD:Autistic Spectrum Disorders)

1980年に診断基準「DSM-Ⅲ」が発表された際、自閉症を代表とする、コミュニケーション力などの社会性の発達障害を示すグループは、広汎性発達障害(PDD:Pervasive Developmental Disorders)と呼ばれていました。PDDには自閉性障害、レット症候群、小児崩壊性障害、アスペルガー障害、特定不能の広汎性障害が含まれていました。そして、2013年に「DSM-5」へ改訂される際に、レット症候群以外の4つをまとめて「ASD」とされました。

1)社会的コミュニケーションおよび相互反応における持続的障害2)限定された反復する様式の行動、興味、活動3)症状は発達早期に存在するが、後になって明らかになるものもある4)症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な影響を引き      起こす

上の4つ状態がどれか1つだけでなく、どれも併せ持っているというのがASDの診断基準になります。これらの特性が発達早期(幼い頃から)存在していない場合は、診断基準から外れます。また、ASDの特性は持ちつつも、自己コントロール力を身につけてやり過ごせていたり、周囲の環境に恵まれ支援がうまくいき、本人が全く困っておらず、学校や職場などとも問題もなく生活できているのでれば、それも診断から外れます。

小学館HP HUGKUMU(はぐくむ)より引用