令和６年６月１５日（土）　夏季総体女子バレーボール部　予選２日目　＠小岩一中

小松川中学校　女子バレーボール部

都大会ベスト８を狙う小松川中学校女子バレーボール部、予選２日目二戦目でライバル小岩一中との対戦となりました。

小岩一中には春の大会でも惜敗しており、なんとしても今回の対戦では勝利したいところ。１セットめを取られ２セット目を取り返すも、３セット目を

接戦の末敗退。今回も雪辱ならずでした。ただしこの試合でのブロックの精度が上がってきており何度もブロックで点数が加点されました。サッカー部でGKコーチ兼ヘッドコーチを務める山根先生がバレーボール部の顧問（ブロック指導）に就任した効果が出てきています。（ちなみにバレーボール部の裏で行われたサッカー部の決勝リーグ一回戦は６－１で大勝した。No.6小松川中のモドリッチが２ゴール、次戦は火曜日１８日です。）

既に先週一勝したことでブロック大会への出場権を得ているバレーボール部ですが、今大会の注目は猪熊先生の采配です。今までも勝ちにこだわるチームでしたが、今年のチームは目標は都大会ベスト８、並大抵の戦略では勝ち抜けません。そのため、他校からのスカウティング（相手チームの分析を行うこと）も多くなりますし、弱点や欠点を大会中にさらすことはできません。当然固まった作戦を用いて戦うことも躊躇されます。

猪熊先生は自身もそして指導者としても圧倒的な実績を誇っています。そして本年度より本格的に小松川中バレーボール部の監督に就任した猪熊先生（昨年度はコーチでした）が他校のスカウティングを念頭に置かないはずはありません。そのため、昨年とは少し違った采配が見え隠れします。

小松川中学校のバレーボールは強烈なサーブでのポイントを売り物にします。時には相手のレシーブを弾き飛ばし、時には一歩も動けないコースへとサーブを狙っていきます。決して力だけでもなく、技だけでもありません。ところがこのサーブに対して対策をしてくる学校が現れます。そこで猪熊先生は「ここでピンチサーバー？」というタイミングでピンチサーバーを送ります。そして選手には失敗を恐れずに力いっぱいサーブを打たせるのです。ライバル小岩一中はサーブミスが少なくその分威力のない入れることを目的としてサーブが目立ちます。逆に小松川はサーブミスが目立ちます。これは目の前の試合が絶対勝つ必要のない試合だからです。

既にブロック大会が決まっている小松川中は、ブロック大会そして都大会での戦いを想定して様々なテストを行い、勝敗ではなくサブのメンバーの慣れを優先させ、ベストサーバーにもピンチサーバーを送るなどの次の次につながる戦いをしているのです。

さあ、ブロック大会です。がんばれ　小松川中学校女子バレーボール部！！「いくぞ　コマ中！！」

一枚目の写真＊ブロックポイントが増えてきています。

二枚目の写真＊毎試合バレーボール部の試合にはたくさんの保護者の方々が応援に駆けつけてくれます。ありがとうございます。

四枚目の写真＊ライバル小岩一中とは水分補給時のコートのモップかけでも速さが競われます。