学校図書館 新システム使用開始!!
- 公開日
- 2024/10/21
- 更新日
- 2024/10/21
学校の様子
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令和6年10月 学校図書館で新システムが稼働し始めました。
学校図書館で使用されていたカード型の貸し出し管理システムが新しくなりました。日本で最初の近代図書館は明治5年(1872年)に文部省が湯島聖堂内に開設した書籍館だと言われています。それ以降図書館は増え続け、2023年4月時点での図書館数は全国で3,394館です。この数は人口あたりに直すと10万人あたり約2.3館となりG7各国の中では最下位となります。ただし、この図書館数には学校図書館の数は含まれておらず単純に比較はできません。同じ本を扱う書籍店(本屋さん)の数は2024年3月時点で1万918店で10年前の3分の2に減少しています。少子高齢化によりお年寄り達が図書館を積極的に利用している傾向にあります。
そんな図書館の現状ですが、貸し出しシステムはどんどんデジタル化されています。市町村によってはマイナンバーカードを図書カード代わりに使用するところもあります。そしてついに小松川中学校図書館もデジタルシステムが取り入れられました。カウンターに借りたい本を持っていきクラスと名前を言います。すると図書委委員が名簿の中から名前を見つけ出し(ここはアナログです)そこにあるバーコードをピッとしてくれます。そして借りたい本のバーコードをスキャナーで読み取ります。するとこれで貸し出しが完了します。返却時は本をスキャンするだけです。
早速 英語科の堀井武蔵先生が大好きなチョコレートの本を借りにきていました。チョコレートのスペルは書けますか?
デジタル化してカードを使わないことになり、今まで本の最終ページあたりにあった貸し出しカードが廃止されてしまいました。手続きは簡単になりましたが、好きな先輩が借りて読んだカードに出会えなくもなりました。少し寂しい気もしますが、10年後には図書館でペラペラとめくって借りたいと思った本がスキャナーで読み取ると即座にみなさんのタブレットにダウンロードされ卒業まで借りていても大丈夫なシステムになっているかもしれません。AIを使った本の内容の要約が既にあちこちに出回っています。あなたが面白かったと思う本と同じ感動が味わえる本が自動的にタブレットや電子端末にダウンロードされ眼鏡型のディスプレイで電車の中や読めるかもしれませんね。
※ 来週から図書委員が厳選したおすすめ図書をホームページで紹介していきます。もし面白い本に出会えたら、ぜひ図書委員に感想とともに教えてあげてください。