学校日記

校長室から<平成28年9月 その2>

公開日
2016/09/12
更新日
2016/09/12

校長室から

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秋晴れの爽やかな日が続きます。3年生の挨拶当番の声もすこぶるよいです。一週間の元気なスタートを切っています。今日の朝会講話では、1月27日の「教育課題実践推進校」の説明会に関連した話を子どもたちに向けてしました。

平成28年度9月その2 
「谷川俊太郎さんの詩」
平成28年9月12日(月)

おはようございます。今日は、ここに何冊かの本を持ってきました。
皆さんに紹介したいと思います。
 
まず1冊目。『アレクサンダとぜんまいねずみ』(好学社)のお話です。たくさんのお友達が知っているお話だと思います。2年生の教科書に載っていましたね。外国のお話です。この本を書いた人はレオ=レオニさん。そして、ほらここに、日本語に訳した人の名が書いてあります。「訳 谷川俊太郎」と書いてあります。
 谷川俊太郎さんは、日本の有名な詩人です。たくさんの詩を書いています。
きっと皆さんの心に届く詩がたくさんあると思います。
今日は、その中から2編だけ紹介したいと思います

紹介その1   「あいしてる」 (『いちねんせい』小学館より掲載)
     あいしてるって どういうかんじ?
     ならんですわって うっとりみつめ
     あくびもくしゃみも すてきにみえて   
     ぺろっとなめたく なっちゃうかんじ
   
    

     あいしてるって どういうかんじ?
     みせびらかして やりたいけれど
     だれにもさわって ほしくなくって
     どこかへしまって おきたいかんじ

     あいしてるって どういうかんじ?
     いちばんだいじな ぷらもをあげて
     つぎにだいじな きってもあげて
     おまけにまんがも つけたいかんじ

紹介その2  「うんこ」   (『どきん』理論社より掲載)
     ごきぶりの うんこは ちいさい
     ぞうの うんこは おおきい    

     うんこというものは 
     いろいろな かたちをしている

     いしのような うんこ
     わらのような うんこ

     うんこというものは
     いろいろな いろをしている

     うんこというものは
     くさや きを そだてる

     うんこというものを
     たべるむしも いる

     どんなうつくしいひとの
     うんこも くさい

     どんなえらいひとも
     うんこを する

     うんこよ きょうも
     げんきに でてこい

 このように、谷川俊太郎さんは、皆さんのように純粋な心をもった子どもたちに、実にたくさんの詩を書いています。今日は、その一部を紹介しました。皆さんには、是非心を生き生きと動かして、今生きている世界の中でたくさんのことを感じとってほしいと、校長先生は心から願っています。素直で優しくて、やわらかな心をもった江戸川小学校の皆さんには、谷川俊太郎さんの詩がぴったりだなあと思うのです。
 そこで、考えたのです。谷川俊太郎さんに江戸川小学校に来ていただけないかなあと。
校長先生と先生方で頑張りました。そうしたら、なんと夢のようなお話なのですが、1月27日の研究発表の日に来てくださることになったのです。これは、すごいことです。こんな幸せなことはありません。日々の学習を大切に積み重ねていきましょう。皆さんの学習の成果を谷川俊太郎さんに見ていただきましょうね。

 今週の木曜日には、4年生が学年発表で谷川俊太郎さんの詩の群読を聞かせてくれるそうです。頑張ってください。これで、今日のお話を終わります。