6月28日(金)今日の給食
- 公開日
- 2024/07/01
- 更新日
- 2024/07/01
給 食
〈こんだて〉
・衣笠丼(きぬがさどん)
・ぎゅうにゅう
・ゆばのすましじる
・てづくり水無月(みなづき)
今日の献立は「京都府」の郷土料理でした。
★衣笠丼
京都府の金閣寺近くに「衣笠山」という小さな山があります。この衣笠山に雪が積もった様子を、卵でとじた油揚げとねぎで表現したことからこの名前がついたそうです。今回の給食では使用していませんが、山椒をふって食べるのが京都流なんだとか。
★水無月
1年の半分が終わる日、6月30日を「夏越の祓(なごしのはらえ)」といいます。この日、京都府では半年の無事に感謝し、残り半年の無病息災を祈る神事が行われます。その時に食べる伝統的な和菓子が「水無月」です。水無月は、ういろう生地の上に小豆がのった三角の形をしています。三角は暑さを払う氷を表現し、上にのっている小豆は邪気を払う赤色をしていること、豆は「魔滅(魔を滅する)」ことから厄払いの意味を持ちます。
今日の給食では、この「水無月」を主に児童へ説明しました。「夏越の祓」や「水無月」は、関東ではなじみが薄く、大人でもなかなか知らない行事の一つかもしれません。関西出身の先生に伺ったところ、関西ではこの時期になると店頭にたくさんの水無月が並ぶそうです。
水無月は篠崎小で初登場ということもあり、今年度はきっと食べ慣れずたくさん残ってしまうだろうと覚悟をしていたのですが、予想外にほとんど残らず、おかわりじゃんけんで盛り上がっているクラスがたくさんありました。一度減らした子供たちも、一口食べてみておいしいと感じてくれたのか、元の量に戻しており安心しました。
給食を通し、日本には古くからさまざまな伝統や文化があることを学んでもらえたらと思います。
〈写真2〉
まず、ういろう生地を作ります。白玉粉、小麦粉、片栗粉を水でよく溶き、ダマが残らないよう1度濾します。
量を測りながら生地を鉄板に流し入れます。まず最初に生地だけで20分蒸して、下の土台となるういろうを完成させます。
〈写真3〉
下のういろう生地が完成したら、表面に少量残しておいた生地を広げ、そこに甘納豆を全体に広げます。給食では食べやすいように小豆ではなく甘納豆を使用しました。
最後に15分蒸したら完成です。三角にカットし、クラスの食缶へ並べました。