今日4月30日は図書館記念日
- 公開日
- 2020/04/30
- 更新日
- 2020/04/30
校長室から
日本には、いったいどのくらいの図書館があるでしょうか。
答えは、3,303館です。(2019年)
では、1年間でどのくらの人が図書館で本を借りているのでしょうか。
答えは、658,367,000冊です。このうち、児童が借りた本の冊数は、210,360,000冊です。1日に計算すると、およそ576,330冊になります。(2019年)
毎日、たくさんの本が借りられ、多くの人たちが本を読んだり調べたりして、多くの本を活用しています。このように、誰もが気軽に本を借りたりできるのは、全国に図書館があるからです。
図書館の起源は、今から2700年以上前のアッシリア帝国につくられました。日本では、今から1300年ほど前、朝廷に置かれた図書寮(ずしょりょう)が最古の図書館といわれています。いずれも、利用できる人は限られていました。
今では、誰もが自由に図書館を利用できます。しかし、かつての図書館は貴重なの資料を保存したり、研究者など一部の人が利用したりすることに重きを置かれていました。
しかし、1950(昭和25)年4月30日、図書館法という法律が作られ、誰もが自由に無料で本を借りたり利用したりすることができるようになりました。
1971(昭和46)年11月、今日の図書館発展の基盤となった「図書館法」公布の日を「図書館記念日」とすることを決め、現在に至っています。
残念ながら、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、図書館に行って本を読むことができません。
図書館が再開されたら、またたくさんの本を借りて読んでください。
(統計に関する出典:「日本の図書館 統計と名簿」)