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「言葉」は心の中で育つもの

公開日
2025/10/18
更新日
2025/10/17

ことばの教室

 言葉は、他者に向けて発せられるだけでなく、自分自身に向けて発せられるという側面があります。「言葉は思考の道具」と言われるように、言葉の力が育つことで、自然と考える力も深まっていきます。

 人は誰かに話しかけるとき、自分の言葉を自分で聞きながら調整していきます。このように、自分の発した言葉を自分でモニタリングしながら整理していく力を「セルフモニタリング」と呼びます。「セルフモニタリング」の力は、子どもたちが自分の考えや気持ちを整え、他者とよりよい関係を築いていく上で、とても大切な力です。

 ことばの教室で支援を行う際にも、子どもたちがこの「セルフモニタリング」の力をうまく使えるよう、様々な工夫をしています。