教育目標

教育目標及び教育目標を達成するための基本方針

(1)教育目標

「生きる力」を支える「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の調和を重視するとともに、東京都、江戸川区の教育目標を受けて、人権尊重の精神に基づき、心身共に健康で知性と感性に富み、ふるさと「えどがわ」を愛する心をそなえた人間性豊かな児童の育成を目指す。 ○けんこうな子 ・生涯にわたって運動に親しみ、心身共に健康な生活を送る資質や能力の基礎を培う。 ・身の回りの危険を予測し回避する能力、また他者や社会の安全に貢献できる資質や能力を育てる。 ・自己の体力について興味・関心を高め、体力の向上に進んで取り組もうとする態度を育てる。 ◎進んでとりくむ子(本年度の重点目標) ・基礎的・基本的な知識や技能の習得とこれらを活用する思考力・判断力・表現力をバランス良く育むことを重視し、確かな学力の育成を図り、自ら学ぼうとする意欲を育てる。 ・読書や読書を通じた探究的な学習を通して、学びに向かう力を育てる。 ・学級活動や児童会活動を通して、誰かの役に立てる自分を知り、進んで働こうとする態度を育てる。 ○思いやりのある子 ・友達と支え合い、自己肯定感に根ざした豊かな心を育てる。 ・望ましい人間関係の心地よさを体験させることで、自他を認め、お互いを尊重し合う態度と心を育てる。 ・江戸川区の伝統と文化を尊重する心やふるさと「えどがわ」への愛情を育て、地域への所属意識を高めさせることで、規範意識や自立心を育てる。


「けんこうな子」
・生涯にわたって運動に親しみ心身共に健康な生活を送る資質や能力の基礎を培う。
・身の回りの危険を予測し回避する能力や社会の安全に貢献できる資質や能力の基礎を培う。
・人間の活動の源であり、健康の維持のほか、意欲や気力の充実と大きくかかわっている自己の体力について興味・関心を高め、体力の向上に進んで取り組もうとする態度を育てる。
「進んでとりくむ子」(本年度の重点目標)
・よく考える授業に努め、基礎的・基本的な知識・技能の習得とこれらを活用する思考力・判断力・表現力の育成を両輪として、確かな学力の育成を図り、自ら学ぼうとする意欲を育てる。
・読書の楽しさに触れる活動を通して、進んで読書にいそしもうとする態度を育てる。
・あいさつや日常活動を通して、誰かの役に立てる自分を知り、進んで働こうとする態度を育てる。
「思いやりのある子」
・友だちと支え合い、みんなでがんばっていこうとする、自己肯定感に根ざした豊かな心を育てる。
・自分が大切なのと同じように相手も大切であることに気付き、お互いに尊重し合う態度を育てる。
・地域の方々とのふれあいの中で伝統と文化を尊重する心やふるさとえどがわへの愛情を育て、地域への所属意識を高めることで、規範意識や自立心を育てる。

(2)教育目標達成のための基本方針

「けんこうな子」
・体力向上委員会が中心となって体力調査の分析を行い、その結果から向上に向けた方針を策定し、体力と生活リズムの向上を図る。
・体育朝会や体育週間(なわとび・持久走)、業間休みを利用した運動遊びの時間を設け、運動を日常的に実施する習慣を身に付けることで「運動意欲と体力の向上」を図る。
・学習指導と関連した防災教育を充実し、自己の安全を守る意識の向上を図る
・「食」に対する児童の意識を高め、食育指導の機会の充実を図る。
「進んでとりくむ子」
・基礎的・基本的な知識や技能の確実な習得のために、ユニバーサルデザインの視点に立った指導形態の確立や習熟度別指導、補習教室、ICT機器の有効な活用を行い、学力の向上を図る。
・思考力、判断力、表現力育成のために、各教科において言語活動の充実を図る。
・委員会活動や当番活動、係活動の意義について、意図的、計画的に取り上げ、児童に自己有用感の育成を図る。
「思いやりのある子」
・「一人ではない自分」「仲間とともにある自分」を意識させる指導の工夫とともに「誰かを支えている自分」にも気付かせることで自己有用感を高め、生命尊重と人権尊重の意識の育成を図る。
・自他を認め尊重する態度を育てるために、気持ちの良いあいさつ、相手を意識した「あたたかな聴き方」や「やさしい話し方」の指導に努める。

様々な機会を活用し、家庭、地域、特別支援学校等の諸機関と一体となって、児童の個性に応じた学力と体力の向上、健全育成を目指す。あわせて、校内の特別支援委員会の充実に努める。


(3) 本校の教育の特色

教科による学びと体験的な学習による学びを両輪とし、問題の解決に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育てる。

○教科による学び
・基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得のため、課外に「ステップアップタイム」を各学年1コマ設ける。
・国語科を中心に「対話」の手法を取り入れ「聴いて(受信)→考えて→伝える(発信)」というReading Literacyを培うための一連のプロセスを大切にした話し合い活動を計画的に位置づけ、思考力、判断力、表現力をはぐくむ。
・対話を中心とした話し合い活動の際には、次の4点に特に留意することを共通理解する。
(1)友だちの発表に自分なりに反応し反応を返す。
(2)「わかった」「わからない」「困った」など自分の立場、考えをはっきりさせる。
(3)自分と友だちの相違や共通について気付き違いを知ることで認め合うことの大切さを知る。
(4)聴いて考えたことを自分の言葉で「説明」する。さらに学級全体での話し合いの際には、各学年の発達段階に応じ、この4点に加え、
(5)自分の「考え比較しながら」聴く、ということも意識させていくことで、主体的に学習に取り組み、自ら考える態度を育てる。

○体験的な学習による学び
・総合的な学習の時間、生活科においては、「人とのかかわり」を大切にした活動を展開する。
・異学年交流、地域の方々とのふれあい、地域行事への参加、高齢者や障害者の方、近隣の学校・幼稚園・保育園との交流、管楽器パレード、職場体験、荒川中土手観察実習等を通し、様々な見方や考え方があることに気付き、自分を見つめ、より高めようとする態度を育てるとともに、地域社会の一員としての規範意識を育成する。
荒川クリーンエイドなどのボランティア活動に取り組み、よりよい社会のために自分たちにも出来ることがあることに気付き、自ら進んで行動しようとする態度を育てる。
・6年全員ブラスバンドの活動では、学校生き生き活動プランとして、近隣施設への出前演奏会など児童が主体的に企画・運営する活動を工夫し、協力し合うことでよりよい活動を目指す態度を育てる。
・大杉っ子フェスティバルでは、計画委員を中心にリサイクル活用やごみを出さないエコな祭りを通して、全校児童の省エネ意識の向上を図る。