学校日記

明日10月27日は十三夜です。

公開日
2023/10/26
更新日
2023/10/26

給食

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明日は十三夜です。十三夜は旧暦の9月13日〜14日の夜をいいます。

十五夜が中国伝来の風習であるのに対し、十三夜は日本で始まった風習です。十五夜では月の神様に豊作を願います。十三夜は、稲作の収穫を終える地域も多いことから、秋の収穫に感謝しながら、美しい月を愛でるのです。東日本を中心に旧暦10月10日に十日夜(とおかんや)と言われる行事がありますが、お月見よりも収穫祭の意味合いが強いです。十日夜に見る月が、その年の収穫の終わりを告げるとされていました。

十五夜と十三夜、十日夜が全て晴天に恵まれると、縁起が良いと言われています。

十三夜のお月見の始まりについては、諸説あります。平安時代に醍醐天皇が、月見の宴を催し詩歌を楽しんだのが、十三夜の月見の始まりではないかという説が代表的です。

また、平安時代後期の書物に明月の宴が催されたことが記され、宇多天皇が「今夜の名月は並ぶものがないほど優れている」という意味の詩を詠んだという記述があり、風習として親しまれていたことが分かります。

さて、足利義政の建てた慈照寺、いわゆる銀閣寺は、十三夜に月見の宴を開くための建物だったのではという説があるのをご存知でしょうか?

1489年の十三夜の月の軌道を再現すると、18時ちょっと前に銀閣の縁側から山から昇る月を眺め、18時半に銀閣の2階へ上がり窓から池に映った月を眺めるといった趣向を凝らした月見が楽しめることがわかっています。

また十五夜の時は起こらない現象として、十三夜では月影が池の浮石にピッタリと重なるそうです。これも、意図して建築されたのでは、と言われています。