【第5回】UD(ユニバーサルデザイン)を取り入れた教室づくり
- 公開日
- 2024/01/11
- 更新日
- 2024/01/11
できごと
未来を担う子供たちの自立に向けて
〜篠崎中学校の不登校・不登校傾向の生徒への支援〜よりP9〜12参照
篠中では、UD(ユニバーサルデザイン)を取り入れた教室づくりを進めています。
UD(ユニバーサルデザイン)とは、障害の有無にかかわらず、誰にとっても使いやすいデザインを意味しています。
例えば、教室の前方の棚には、教科書やプリント、ファイルなどが収納されており、生徒が黒板を見る際に、どうしても視界に入ってしまいます。このような状況では、注意欠如・多動症(ADHD)傾向のある生徒にとって、不要な情報があることで授業に集中できなくなってしまうことが考えられます。また、注意欠如・多動症(ADHD)傾向のない生徒にとっても気が散ってしまう原因となりうることがあります。解決策として、棚にカーテンをすることで、棚の中が見えないようにして、注意が棚の中に向かないようにします。
このような観点から、
机やいすの音がうるさくて集中できない → 机やいすの下にゴム製のキャップを付けることで、音を立てないようにする。
カバンが煩雑に置いてあり、教室内が汚い → 収納ラックを準備して、整理しやすいようにする。
という手立てを行うことで、誰もが使いやすい、過ごしやすい教室環境を整えています。
次回は、【第6回】個に応じた自立支援の充実について紹介します。