岩五の給食◇12月13日(金)
- 公開日
- 2024/12/19
- 更新日
- 2024/12/13
学校給食
*献立*
・麦ご飯
・牛乳
・生揚げの田楽
・もやしのおかか和え
・くじら汁
・みかん1/2
今日は、「事納め/正月事始め」と「すす払い」の日です。去年は事納め/事始めに着目して「御事汁(おことじる)」という小豆入りのみそ汁を紹介しましたが、今年はすす払いの日に食べる「くじら汁」を紹介します。
「すす払い」は、今でいう大掃除の元となった行事です。かまどや囲炉裏を使うことから家の中が“すす”で汚れるのが一般的だった昔の家では、この“すす”を払い・掃除して1年の汚れを祓い清めることで、年神様を迎える正月の準備をしました。
江戸時代にはこれを毎年12月13日に行っていたことから、この日がすす払いの日とされるようになりました。
そんな江戸時代の初期、組織的な捕鯨が始まってくじらの供給量が上がり、同時に塩漬けにすることで全国の消費地へも出荷されるようになりました。やがて江戸時代中期には、くじらは庶民の食べ物となりました。
江戸ではいつからか、くじらの皮を使った「くじら汁」をすす払いの後に食べることが庶民の習わしとなっていったそうです。