【実習生が見た舞台裏】ぶつかり合い、失敗を乗り越えて―運動会を作り出す生徒たちの「本気」と「成長」
- 公開日
- 2026/05/28
- 更新日
- 2026/05/28
校長室より
いよいよ運動会が間近に迫ってきました。放課後の校庭からは、毎日力強い声援や熱い作戦会議の声が聞こえてきています。
今回は、今まさに教員の卵として生徒たちと濃密な日々を過ごしている「教育実習生」たちの座談会の様子をお届けします。最も生徒に近い目線だからこそ見えた、クラスのドラマや感動の成長ストーリーをぜひご覧ください。
💡 失敗や葛藤の先に見せた「リーダーとしての自覚」
練習が始まった当初は、どのクラスも順風満帆だったわけではありません。ある実習生は、担当する1年生のクラスのこんな変化を語ってくれました。
「実は数日前まで、10分間の練習時間のうち半分以上を準備やちょっとした言い合いで費やしてしまうような状態でした。『もうダメかもしれない……』と指導教員の先生と頭を抱えていたんです。
しかし、ある日の放課後練習。競技(大ムカデ・団体種目)の土台の支え方を少し工夫しようと声をかけたところ、なんとタイムが一気に15秒も縮まったんです!
その瞬間、男子たちの目の色が変わりました。それを見た女子たちも『男子があんなに頑張ってるんだから、私たちもやろう!』と一つにまとまって……。大人がどんな言葉をかけるよりも、自分たちで掴み取った『成功体験』に勝るものはないんだと肌で感じました」
また、別のクラスでは体育委員の生徒が連絡ミスで先生から厳しく指導され、悔し涙を流す場面もあったそうです。
「昼休みに涙を流しながらも、しっかりと自分の責任と向き合っていました。そして驚いたのはその日の放課後。彼は切り替えて、これまで以上に大きな声でクラスを引っ張る頼もしい存在になっていたんです。失敗から逃げずに立ち上がった彼の姿に、ものすごい成長を感じて胸が熱くなりました」
📱 デジタルも駆使!自分たちで対話を重ねる生徒たち
今の時代ならではの方法で、驚くべき団結力を見せるクラスもあります。1年7組を担当する実習生は、生徒たちの自主性に驚かされたと言います。
「うちのクラスは、体育委員のリーダーシップが本当に素晴らしいんです。夜のうちにオンライン(Teams)で『明日の練習内容・目標・掃除の分担』をすべてまとめた指示書を共有してくれて、朝みんなでそれを確認して練習に臨んでいます。
リーダーの的確な指示と連携によって、今日の放課後練習では『5分前』には全員が着替えと掃除を完璧に終わらせ、玄関で『いつでも始められます!』という状態で待機していました。入学してわずか2ヶ月の1年生が、ここまで自分たちで組織を作れるなんて本当にすごいです」
また、別の実習生は「学年種目の大縄跳びの移動中、どうすれば時間を短縮できるか、先生から時間をもらってクラスの前でみんなに意見を募り、主体的に話し合っている姿が印象的だった」と、生徒たちの責任感の強さに太鼓判を押していました。
👩🏫 実習生自身も、生徒と共に「学び、悩む」日々
生徒たちが成長する一方で、実習生たちもまた、教員としての壁にぶつかりながら学んでいます。
「生徒を盛り上げようと一緒に楽しみすぎてしまい、指導のラインの難しさを痛感した。でも、先生方からのアドバイスで軌道修正する大切さを知った」
「思ったことをただ言うだけじゃなく、指導教員の先生のように、子どもたちが自分から『あ、そうか!』と気づけるような言葉の引き出しを増やしていきたい」
座談会では、そんな率直な悩みや反省も飛び交いました。まさに「生徒の成長が、実習生の成長を促し、その逆もまた然り」という、教育の実りあるサイクルが生まれています。
📢 学校より一言
子どもたちは日々、大人の想像を超えるスピードでぶつかり合い、励まし合いながら成長しています。
子どもたちの有り余るエネルギーに圧倒されつつも、実習生たちも全力で並走しています。
本番当日、一回りも二回りも大きくなった子どもたちの姿を、ぜひ楽しみにしていてください!たくさんの応援をお待ちしております!