【3年理科】「力の分解」に挑む!〜作図から紐解く、応用と協働の授業〜
- 公開日
- 2026/05/27
- 更新日
- 2026/05/27
授業の窓
現在、3年生の理科では「運動とエネルギー」の単元を学習しています。この日は、目に見えない「力」を矢印を使って分解する、【力の分解と作図】の授業が行われました。
💡 躓かせない丁寧なステップと、視覚的な気づき
斜面にある物体に働く重力を、「斜面に平行な力」と「斜面に垂直な力」の2つに分解する作図は、中学生にとって最初の難関の一つです。
授業では、先生から「定規をどうスライドさせるか」といった具体的な手順がステップ・バイ・ステップで示され、生徒たちは真剣な表情でノートに補助線を引いていました。
さらに、今回は「斜面の角度が緩やかなとき」と「急なとき」の2つの図を描き、見比べました。
「角度が急になると、斜面に平行な力はどう変わる?」という先生の問いかけに、生徒たちは自分が描いた矢印の長さを見比べながら、「大きくなる!」と即座に回答。手を動かして描いたからこそ得られる、視覚的な納得感が教室に広がっていました。
🧠 一歩進んだ「3つの力の釣り合い」に挑戦!
授業の後半では、少し発展的な内容である「3つの力が釣り合うとき、すべての力を足し合わせるとどうなるか?」という抽象的な概念にも挑みました。
「難しいな……」と頭を悩ませる生徒たちに対し、先生からは「1回で100%理解できなくても大丈夫。まずは50%を目指そう!」と温かいフォローが。心理的なハードルが下がったことで、生徒たちは隣同士で「どういう意味だろう?」と安心して意見を交わし合い、最終的には「力が釣り合っているということは……合計はゼロ(0)になる!」という核心に自力でたどり着くことができました。
🤝 「誰一人取り残さない」班での教え合いタイム
授業の締めくくりには、本日のまとめとして作図プリントに挑戦しました。
最後の10分間は、クラス全体が「生活班(グループ)」の形になり、教え合いの空間に早変わり。
得意な生徒が「ここは定規をこう合わせるんだよ」と優しく教えたり、苦手な生徒が上手な人の手元をじっくり参考にしたりと、全員が時間内の課題クリアを目指して生き生きと協力し合っていました。
表現ひとつで「分かる」に変わる、本校の授業
本校では、単に公式を暗記するだけでなく、「なぜそうなるのか」を体験的に理解し、仲間と共に対話しながら深い学びへとつなげる授業を大切にしています。
一歩一歩「分からない」を「分かった!」に変えていく3年生の姿に、最上級生としての頼もしさを感じるひとときでした。