大寒
- 公開日
- 2015/01/21
- 更新日
- 2015/01/21
校長室
1月20日は「大寒」です。寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季です。小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われ、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期です。「寒の水」とは、寒の内の間に汲んだ水のことで、この時期の水は、雑菌が少なく体にも良いとされてきました。また、長期保存に向いているとされ「寒の水」で作られた味噌、醤油、酒は腐らず、味も非常によく、体に良いので長生きができるといわれています。昔は、冷蔵庫などない時代ですから、この寒の水は雑菌が少なくて純粋に近く、ほかの時期に汲んだ水よりも美味しかったのでしょう。今は冷たくて純粋な水がいつでも手に入りますが、冷たい水が貴重な時代には大寒は大切な日でした。
そして、この大寒の日に食べると縁起のいいものとして「大寒の卵」があります。これは、寒の内の1月5日〜2月3日に生まれた卵のことで、非常に縁起が良く子供が食べると
病気にかかりにく丈夫な体になると言われ、さらに、幸運も金運もアップしてお金に困らなくなると言われています。なぜなら、この時期は寒さのために鶏の産卵数が減り、その分、卵の栄養分が非常に豊富になるからです。
3年生はすでに受験体制に入っています。滋養のある卵を食べて元気に受験を乗り切ってほしいと思います。