学校日記

スーパームーン レッドムーン ミラクルムーン

公開日
2014/11/11
更新日
2014/11/11

校長室

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今年は、夜空の月をよく見上げます。
 2014年9月8日は十五夜、その翌日9日にスーパームーン(Supermoon)と呼ばれる大きな月が見えました。これは、月の地球への軌道が最接近することにより、地球から見た月の円盤が最大に見えるからです。7月のスーパームーンは、いつもの満月に比べ大きさが14%、明るさが30%増して見えました。「スーパームーン」という用語は、占星術に由来し、月は地球の潮汐に関与しているため、地震や火山噴火の危険が高まるとの説もあります。次は、2015年9月28日に見られます。
2014年10月8日は 皆既月食がありました。月食は、満月が地球の影に入り込む現象です。今回は、地球の影にすっぽりと入り込む「皆既月食」になり、2014年で2度目の月食になります。 19時24分に始まり、その後1時間ほど皆既状態が続きました。この時、月には、太陽の光がほのかに照らし、「赤銅色」という月食特有の神秘的な輝きになり、レッドムーンが見られました。その色や明るさは、地球と月の位置関係や地球の大気状態などによって毎回異なります。次は2015年4月4日に見られます。
2014年11月5日は、立ち会えること自体が奇跡に近い、171年ぶりに見られた月でした。この月がなぜ奇跡といえるほど珍しいのか?その理由は『暦』にあります。
まず、みなさんご存知のとおり旧暦の8月15日は「十五夜(中秋の名月)」9月13日は「十三夜」と呼ばれ、共に古来より日本では「お月見」を楽しんできました。ところが、今年2014年は9月13日が2回あるのです。2014年は、なんと171年ぶりに旧暦の9月と10月の間に閏9月がもうけられる年にあたるため、9月13日の「十三夜」が2度あり、「後十三夜(のちのじゅうさんや)」と呼ばれています。前回の閏9月は1843年。天保14年は、徳川家慶将軍のいた江戸時代末期です。せっかくこんな特別な日に生きている私たち、空を見上げて、歴史に想いを馳せてみてはどうでしょうか?