平成29年度学校経営方針

松江小学校校長 堀越和子

 1 はじめに
昨年度、江戸川区や地域、保護者の期待に応える学校づくりに邁進し、開校140周年記念事業において、様々な成果を上げることができました。本年度の松江小学校は、140年間の歴史と伝統を継承しながら、開校150周年に向かって、新しいページを刻み続けていく年にしてまいります。
さて、先般、平成29年3月31日に、次期「小学校学習指導要領」が公示されました。平成32年度4月の次期学習指導要領の完全実施に向けて、様々な準備や取組を進めていきます。(平成29年4月3日付文書参照)
また、平成29年1月に東京都では、「東京都教育施策大綱」が示され、平成29年度に重点的に取り組む施策が定められました。特に、「東京都教育施策大綱」取組の方向1「個々の子供に応じたきめ細やかな教育の充実」において、基礎学力の定着と学ぶ意欲の向上のための重要施策の実施をします。本校は東京都からの研究指定(区内小学校1校)を受けていて、その取組の成果が期待されています。そして、オリンピック・パラリンピックの教育の推進にあっても、一層重点化して取り組んでいきます。br/> 次に、平成29年度の江戸川区教育委員会指導室重点事業(2年目)においては、本校の特色ある教育の継続、新規の取組にもチャレンジし、具体的な方策をもって、確実に推進していきます。(平成29年4月3日付文書参照)
そして、昨年度末に、江戸川区教育委員会に提出をした「教育課程について(届)」に基づいて教育課程を編成し、1年間の教育を推進します。(平成29年3月1日付文書参照)

 2 学校の教育目標

子供たちの教育は、学校・家庭・地域社会の共同責任であることを強く意識し、三者がそれぞれの教育の役割を果たしながら、知恵を出し合い、協力し合って、「地域と共に歩む学校づくり」を推進していく。そこで、未来を担う子供たちに、確かな学力、豊かな心、健やかな体を調和をもって育んでいけるようにする。

か が や き 

 〜 力いっぱい 笑顔いっぱい 松江の子 〜

3 目指す児童像
よく考える子(知) 思いやりのある子(徳) 健康な子(体)

平成29年度の重点 「当たり前が かがやく 子供」
◎ 当たり前が かがやく 【あいうえお】
あ ・・・ あいさつが、きもちのよい子 (徳)(知)
い ・・・ いっしょうけんめいな子 (知)(徳)(体)
う ・・・ うそをつかず、すなおな子 (徳)(知)
え ・・・ えがおで、人とかかわれる子 (徳)(体)
お ・・・ おもいやりをもち、いじめをしない子 (徳)(体){ENT:lt}br/>
4 目指す学校像

「当たり前が かがやく 学校づくり」
(1)児童が、「『分かる』『できる』ようになりたいという意欲をもち、学びの過程が楽しいと感じられる学校」
(2)保護者が、「教育の保障のもと、信頼して子供を通わせられる学校」
(3)地域が、「開校141年目の歴史と伝統のもと、誇りに思える学校」
(4)教職員が、「責任感・使命感をもって、職務遂行にあたる学校」
5 目指す学校像の実現のために

(1)児童が、「『分かる』『できる』ようになりたいという意欲をもち、学びの過程が、楽しいと感じられる学校」
○学力向上(よく考える子)を目指して
・児童の確かな学力の向上を目指し、「基礎・基本の定着」「主体的・対話的な学び」 「思考力・判断力・表現力」をキーワードに、指導と評価の一体化をさせた実効性のあるPDCAサイクルを確立する。そのために、日々の授業改善に努める。
・児童一人一人に、基礎的基本的な知識・技能を確実に習得させ、主体的に学習できる力を培うためには、一人一人の学習における習熟別指導などきめ細やかな指導を行う。また、指導の重点化を図り、放課後の「補習教室」を効果的に実施する。
・教師は、焦点化・視覚化・共有化する工夫を行い、子供たちが「分かる」「できる」「もっと、がんばろう」という意欲や満足度が高まるような授業の改善を行う。
・思考力・判断力・表現力を育成するために、問題解決学習や探究的な学習などの学び方を重視し、学校図書館やICTの積極的な活用を図っていく。
○健全育成(思いやりのある子)を目指して
・児童一人一人が明るく思いやりをもって、学校生活を送るために、学校と家庭、地域が心を一つにして、組織的に対応していく。そのために、教師は確かな人権感覚をもって指導し、児童の規範意識を醸成する。
・人権教育や道徳教育、特別活動、読書科を通して、全体計画を基に思いやりを育む指導を徹底する。礼儀作法、気持ちのよい挨拶、感謝の心、素直な心、思いやりがあふれる行動、親切な心等を重点的に指導する。
○体力の向上(健康な子)を目指して
・体力を向上するために、体育科授業での運動量を確保する。
・児童の健康や運動に対する意欲を高め、確かな体力を向上させるために、日常的な体力向上の取組を実施する。そのために、児童が日常的に運動に親しむ環境整備を行う。
・定期的な運動技能研修会や自主的な実技研修会を行い、教師が主体的に授業改善に努めながら、指導力の向上を図る。
・自らの健康への関心を高めていく場として、給食指導や清掃指導にも力を入れていく。
○各教科、道徳、外国語活動、特別活動、総合的な学習の時間、読書科等については、「教育課程について(届)」の「2 指導の重点」に示した。
{ENT:lt}br/> (2)保護者が、「教育の保障のもと、信頼して子供を通わせられる学校」
○いじめの防止
・基本的な生活習慣や学習習慣を身に付けさせて、いじめや不登校への未然防止・早期発見・解決に努める。「江戸川区いじめ防止基本方針」「松江小いじめ防止基本方針」に基づいて、児童が安心して学校生活が送れるように、「いじめは絶対に許さない」という確固たる姿勢を貫き、指導を統一する。
・生活のスタンダードを守ることを徹底する。
・道徳の時間を要とした心の教育の充実を図る。
・スクールカウンセラーの活用をする等、教育相談の体制を整備する。
○適切な児童理解
・週1回の生活指導の会や支援委員会の設置等、組織的なシステムを構築するとともに、関係機関との連携を密にとり、速やかに課題を解決できるようにする。
・児童理解のための研修会や情報交換会を工夫して、実施する。
○災害に強い学校
・施設・設備の安全点検と改善を日常的に行う。
・「松江小学校 避難所開設マニュアル」の見直し・改善を行うとともに、実際場面を想定した第3回総合防災訓練を実施する。その際、全校児童や全保護者に参加の呼びかけを行い、本校の防災教育のねらいも踏まえながら、充実させていく。

(3)地域が「開校141年目の歴史と伝統のもと、誇りに思える学校」
・開校140周年事業の成果をレガシーとして受け継ぎ、本校の歴史を知ったり、伝統にふれる機会と場を設けていく。
・学校公開日等をとおして、教育活動を積極的に公開する。
・学校だよりやホームページをより充実させて、教育活動をリアルタイムで公開する。
・入学式、運動会、展覧会、卒業式等の学校行事では、地域や保護者の方々が感動していただけるような式、発表、取組を目指していく。
・学校評議員会をとおして、学校運営状況を報告し、評価とともに改善に努める。
(4)教職員が、「責任感・使命感をもって、職務遂行にあたる学校」
・人事考課制度を活用した適切な目標設定と評価、教職員の能力を発揮できる場を設ける。
・日常的なOJTを充実させるとともに、主体的にキャリアアップ研修に参加する機会を設定する。各自の立場に応じた研修会に参加し、積極的に自己研鑽に励む。
・教育公務員としての服務規律を遵守する。
・社会に通用する言動や立ち振る舞いについて、指導・確認をする。