震災対策

1 震災予防措置


地震による災害を予防するため、建物及び施設等の点検を行う。点検・検査は次の事項に留意し、実施するようにする。
(1)建物及び建物に付随する工作物(スピーカー等)の倒壊・落下危険の有無
(2)戸棚・ロッカー・昇降口・靴箱等の転倒危険の有無
(3)高所に不安定な物品を置く場合の落下防止措置の確認
(4)窓ガラスのひび割れ、その他危険箇所の有無
(5)理科室の実験用器具・薬品による災害を防止するために措置の適否
(例えば、強酸類は砂箱に、その他の引火性・発火性薬品は転倒しないセパレート型の箱に入れてあるか)
(6)理科室の化学消火器及び乾燥砂の状況の適否

2 地震後の安全措置

火元責任者は担当区域内の児童の安全と教室内の窓及び天井等の安全確認及び火気使用器具(ストーブ等)の異常の有無を点検する。(被害をもたらさない地震の場合においても同様とする。)

3 児童引き渡しカードの作成

防火管理者は各担当教師をして、震災時に児童を家族に引き渡すためのカードを作成させ、引き渡す場所及び方法について明確にしておくものとする。

4 避難場所の指定  

避難場所及び避難経路は次の通り指定しておくものとする。

避難場所 所在及び名称 集結場所
第一次避難場所 校庭 ※屋上 南門 ※屋上
第二次避難場所 江戸川河川敷 (広域避難場所)

避難経路 ・・・ 江戸川土手の遊歩道。状況によって判断する。
※ 津波情報によっては屋上に避難

5 地震時の活動


地震時の活動は第3章によるほか次によるものとする。
(1)授業中地震が発生した場合の基本行動

設置区分 学校長などの基本行動 教師の基本行動
第一次設置 ・火気使用器具の始末をするとともに 初動体制に必要な指示・命令を行う ・地震発生と同時に児童を机の下等に
第二次設置 ・校舎及び周囲の状況を確認し避難開 始の命令を校内放送及び口頭で行う ・教室内外の状況を確認し避難の準備を行う。・屋外への避難命令を受けた場合は、 児童に防護措置をとらせ、避難経路 に従い避難を開始する。
第三次設置 ・避難終了の確認を行うとともに、第 二次避難場所への動向を判断する。 ・出席簿・児童引き渡しカードを携行 し、校庭へ避難が完了したならば人 員点呼を行い、異常の有無を本部へ 報告する。

(2)休憩中地震が発生した場合の基本行動

措 置 区 分  学 校 長 等 の 基 本 行 動 教 師 の 基 本 行 動
第一次措置 ・火気使用器具の始末を行うとともに ・地震発生と同時に教室に直行し机の 下に入るよう指示するとともに出口を確保する。
第二次避難 ・本部員は全児童及び校舎等の被害状 況を把握するとともにその状況に応じた必要な措置・命令を行う。・本部員以外の者は状況により、児童 に教室に戻るよう指示する。 ・地震動終了後、混乱を鎮め人員を確 認し教室にいない児童を調べる。
第三次避難 ・授業中に準じて行う。 ・授業中の避難に準じて行う。

6 避難行動

 避難行動は次により行うものとする。 (1)児童が机の下に身を防いだ時点で防災頭巾及び座布団等で防護措置をとらせ避難行動が容易に行えるようにする。
(2)校舎外への避難開始は、周囲の状況によるが原則として本部からの命令により行うものとする。
(3)教室外への避難方法は、校舎の一部倒壊等による出入口の閉鎖及びその他の危険性がある場合は避難経路を即時に判断して行う。それ以外は第22条に定める経       路に従い行うものとする。
(4)広域避難場所への避難開始は、公共機関の避難命令及び校長の判断により避難を開始する。
(5)広域避難場所への避難は、隊列を組み、学級担任は出席簿・住所録を持ち、担任以外の教師は隊列の左右に適宜位置し、事故防止に努める。
(6)広域避難場所への避難が完了した場合は、区教育委員会に連絡する。

7 児童の引き渡し

学級担任は児童を保護者に引き渡す場合、原則として広域避難場所において引き渡しカードにより確認し、必ずチェックしてから行うものとする。また、学級担任不在     の場合は、学年主任等がこれを代行する。
※  震度5強以上の場合は保護者に全員引き渡す。

防災教育及び訓練

1 防災教育の実施  

防火管理者は、教師に対する防災教育を次の基本的事項に基づき、年度計画を作成す     るものとする。  (1)消防計画に定める遵守事項について  (2)児童に対する防災教育及びその指導方法について  (3)火災及び地震等の災害時における任務及び責任について  (4)その他火災予防上必要な事項について  ※各学級担任は、児童に対し次の基本的事項について防災教育を実施するよう務めなけ     ればならない。(1)火災及び地震等による災害の基礎について (2)地震の発生する要因について  (3)煙及びガス等の危険性について  (4)油類による火災発生の危険について (5)火災を予防するための基礎知識について (6)避難方法及び避難訓練の重要性について (7)学校周辺の地理的状況について  (8)その他火災予防上必要な事項について

2 防災思想の啓発

防火管理者は、教師及び児童の防災の意識を高めるため次の事項を行うものとする。
 (1)防災に対するポスター・パンフレットの作成
 (2)学校便りを利用し、児童及びその家族に対し、学校における防火対策及び避難訓練等の結果について報知する。
 (3)被害の発生しない地震であっても、その都度校内放送等を利用し、防災意識の高揚を図る。
 (4)消防署と密接な連絡を図り、火災予防に対する円滑な推進を図る。

3 防災訓練の実施

防火管理者は、前条第26条の防災教育に関する年度計画と合わせて、教師及びその他の職員に対する各種訓練計画及び児童の避難訓練等の実施時期・方法について具体的に作成させる。

4 避難訓練時の基本行動

訓練時の児童がとる基本行動は次の通りとし、災害時には自然にその行動がとれるよう訓練及び日常の学級指導を通じ習熟を図るものとする。

災害種別等 児童の基本行動
授業中校内火災 1.全ての行動をやめ、静かに放送を聞く。
2.先生に指示を受けるまでは身勝手な行動をしない。上履きをきちんと履  く。3.ハンカチを出し、静かにすばやく廊下に並ぶ。学用品は持たない。4.煙が出ている場合は、身を低くし、ハンカチを口に当てて煙を吸わない  ようにする。5.「おさない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」で行動し、特に  階段においては前の児童を押さない。6.校庭では先生を先頭に、早足で行進し集合場所では整列して座って指示  があるまで待つ。
休憩中校内火災 1.教室・廊下・体育館等にいる場合
 ア.放送及び先生の指示をよく聞き、指示通り静かに行動する。 イ.廊下・手洗い所の児童は、その場で先生の指示を待つ。 ウ.避難の途中で教室等に引き返さない。2.校庭等にいる場合 ・ 放送及び先生の指示に従い、決められた集合位置に整列し座って担任   教師の来るのを静かに待つ。
授業中地震発生 1.慌てて外に飛び出したりせず、机の下に身を入れて頭を防護する。
休憩時地震発生 1.教室・廊下・体育館等にいた場合

5消防機関への指導要請及び報告

・防火管理者は、避難訓練を実施する場合、事前に江戸川消防署に通知するとともに、必要と認める場合は指導の要請を行うものとする。 ・町会と連携し、総合防災訓練を行う。また、避難所開設訓練を行う。 ・区、町会、学校で災害時における組織を確立し、対策準備・情報交換・訓練を定期的に行う。

6 訓練の結果の検討

  防火管理者は、避難訓練結果をまとめ、避難訓練係で検討を行い、その後の訓練に反映させるものとする

その他の災害活動対策

1 水害時の措置

防火管理者は、台風・集中豪雨等で被害が予想される場合は、次の措置を行うものとする。 (1)校内の異常の有無を点検し、補強等の安全措置を行う。 (2)防災機関等から必要な情報の収集を行うとともに周囲の被害状況を確認する。