学校日記

本日11月9日は滋賀県の郷土料理です。

公開日
2023/11/09
更新日
2023/11/09

給食

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滋賀県の郷土料理を語るに欠かせないキーワードが、秋から新年にかけて、浄土真宗のお寺で行われる「報恩講(ほうおんこう)」です。これは浄土真宗の行事で、開祖・親鸞聖人の命日(11月28日)を中心にして行われます。滋賀県は人口あたりの寺院数が多く、信仰深い風土があり、豆腐や豆を使う精進料理が多く作られてきました。白菜のたたみ漬けやうち豆汁、田楽も、全て報恩講に作られる料理です。

給食なので作りやすく厚揚げを使用しましたが、豆腐田楽は、報恩講をはじめとして冬至など寒い季節の変わり目によく作られてきました。上に乗せた味噌は、滋賀県出身の偉人、織田信長の好物「焼き味噌」をイメージして作ったものです。織田信長は、干し柿やこんぺいとうなどの甘いものが好物でしたが、味噌に調味料や薬味を混ぜてあぶった焼き味噌をご飯に合わせて食べるのも好んだそうです。

「しょいめし」とは醤油を使って炊いた、滋賀県高島市に伝わる伝統料理です。「しょうゆめし」が変化した言葉、年中行事の祭事などで作られるため、お神輿の「わっしょい」という言葉にかけて、など名前の由来には諸説あります。

滋賀県では10月から3月にかけて東近江市を中心に白菜が露地栽培されており、冬になると多くの家庭で白菜を使った漬物つくりが行われてきました。給食なので「たたまず」作りましたが、滋賀県の家庭では唐辛子などを重ねて「白菜のたたみ漬け」を作りました。

一枚目の写真
浄土真宗の開祖、親鸞商人 西本願寺蔵

二枚目の写真
NHK 戦国武将の長寿めし HPより

三枚目の写真
白菜のたたみ漬け 農林水産省HPより