<9月6日(金)シンガポール料理給食>
- 公開日
- 2024/09/06
- 更新日
- 2024/09/06
給食
9月6日(金) シンガポール料理 給食
シンガポールチキンライス、海南鶏飯 ( ハイナンチーファン ) は、元々、中国南方の海南州からの移民によって伝えられた料理です。現地では専門店や屋台で食べることができる日常食のひとつで東南アジア各国にはそれぞれの国で独自に進化したチキンライスが庶民の味として生きています。今日はシンプルに米と肉のみですが、シンガポールでは、パクチーをはじめとする香草や生姜たっぷりのソースをかけたり混ぜたりして食べるそうです。
バクテーは、一般的にはマレーシアが発祥で、日本に広く広まったのはシンガポールの影響と言われています。起源は、福建州から移民してきた多くの中国人が銅山や港湾で重労働に従事していて、多くが栄養失調に悩まされていたので、その解消方法として残飯として捨てられていた豚のバラ肉を煮込んで食べたのがバクテーの発祥と言われています。シンガポール風のバクテーとマレーシア風のバクテーにはそれぞれの個性があり、今もどちらの国もローカルフードとして愛されています。
海南鶏飯 ( ハイナンチーファン )もバクテーも、中国からの移民の影響を色濃く受け継ぎ、東南アジアで独自の発展を遂げてきた料理です。シンガポールなどの東南アジアは、今も、いろいろな国から様々な人が移り住み、それぞれの文化や技術を発展させてきました。特にシンガポールは世界でも最先端のIT国家として知られています。様々な文化を受け入れ、独自に発展させる柔軟性が、シンガポールの強みとも言えます。