＊献立＊

・とりごぼうの混ぜご飯

・牛乳

・鯵のにんにく焼き

・生揚げの炊き合わせ

・沢煮椀

　今日は、二十四節気のひとつ・「芒種(ぼうしゅ)」の日です。“芒(のぎ)”という、花の外側についた針のような突起がある、稲や麦などの穂の出る穀物の“種”をまく季節ということから、“芒”の“種”と書いて「芒種」といわれています。

　この日に食べる風習のあるものは特にないようなので、給食では“季節の献立”として旬をむかえている「ごぼう」や「鯵」、「にんにく」、「スナップエンドウ」などの食材や、この時期に食べるのが美味しいとされている「沢煮椀」という料理を取り入れました。

　「沢煮椀」は、もともとは漁師料理で、漁に出るときに塩漬けにした肉とせん切りの野菜を持っていき船の上で調理して食べていたものだそうです。

　季節は関係なさそうですが……現在では、胡椒をぴりっときかせて作るのが特徴で、じめじめと暑い時期でも食欲が進んで食べやすいことから、初夏から秋ごろに美味しい料理として親しまれています。特に暑い日には冷やしても美味しく食べられる汁物です。