＊献立＊

・胚芽パン

・牛乳

・揚げニシンのハーリング風

・ヒュッツポット[野菜のつぶし煮]

・エルテンスープ[グリンピーススープ]

　今日は、世界の料理から、オランダの料理でした。

【ハーリング】

　「ハーリング」とは、直訳すると“にしん属の魚”という意味の、オランダ発祥の料理です。塩漬けにした生のニシンを塩抜きして、玉葱のみじん切りをかけて食べるのが本場・オランダ流です。「ハーリング・ブローチェ」といってピクルスと一緒にパンにはさんで食べることもあるそうです。

　給食では必ず加熱調理をしなければならないので、揚げてからマリネ風に調味液をからめて提供しました。

【ヒュッツポット】

　冬によく食べられる、伝統的なオランダ料理です。ジャガイモをベースに、ニンジンや玉葱を一緒に煮て、つぶし、塩と胡椒で味をととのえます。

　オランダは昔から“質素で堅実”をモットーとしてきた国だそうで、食事にもそのお国柄があらわれており、この「ヒュッツポット」もまさにそんな国民性が反映された素朴な料理です。

【エルテンスープ】

　農業王国・オランダの伝統的なスープです。緑色の正体は、日本ではあまり馴染みのない乾燥エンドウ豆です。玉葱、ジャガイモ、セロリ、豚肉、ソーセージなどと一緒に、豆が煮崩れてドロっとしてくるまでじっくり煮込んで仕上げます。

　給食では、乾燥エンドウ豆のかわりにグリンピースを使って作りました。