学校日記

期末テスト終わる!

公開日
2013/12/03
更新日
2013/12/02

できごと

 先週で3日間にわたって行われた期末テストが終了しました。手ごたえはどうだったでしょうか?これからテストが教科ごとにどんどん返却されると思います。そこで先生がふと思ったことをお話しします。

 先日の中間テストの返却日。皆さんはどんな気もちで答案を受け取りましたか?「わーい!!」「よっしゃ!!」「うわー!!」教室の中はこんな感じではありませんでしたか?結果に一喜一憂(いっきいちゆう)するのも確かにいいでしょう。結果がよかったら喜びたいし、悪かったら落ち込みますね。しかし、それだけで終わっている人はいませんか?

 テストが返却された後、答案はどうしていますか?机の引き出しの奥深くに入れ込んでしっまている人はいませんか?テストは終わってからが勝負です。というのは、中学の勉強は2年半後の受験に間に合わせることがひとつの目標です。そこで力を出し切り、合格を勝ち取るのです。定期テストは、各教科の先生方が皆さんに、「この内容だけは押さえてほしい」と思い、つくっているものです。皆さんにしっかり覚えてほしいことが詰まった、いわば果実なのです。ですから、復習がとても大切なのです。

 確かに定期テストは1回勝負。その1回で点数が決まってしまいます。定期テストのために勉強してきた人は、その1回の結果に満足したり、なげいたりするでしょう。しかし、上でも言ったように、最終目標は受験です。受験が大きなハードルだとすれば、定期テストは小さなハードルなのです。その小さなハードルを完全に攻略してこそ、受験にのぞむ準備ができたということなのではないでしょうか。ここで言う完全攻略というのは、なにも点数のことだけではありません。テレビゲームで遊んでいて負けてしまったとしてもまた挑戦することができるように、定期テストももう一度やり直してみればいいのです。これは点数が高かった人でも低かった人でもできることです。そうやって、果実であるテスト問題をじっくり攻略していきましょう。

 ところで、皆さんは受験に出題される問題を見たことがあるでしょうか。受験なのだから3年生の内容がほとんど、と思っているのではないでしょうか。もし、そのように思っているのであれば大きな間違いです。実は、受験の内容は1、2年生で習う内容が多くを占めています。ですから、今のうちから小さなハードルを攻略すること、つまり定期テストの復習をよく行うことが、受験対策にそのままつながるのです。

 「受験勉強は3年生の夏から」もしくは「受験のことなんて考えてない」という人は、今のうちからできることを少しずつやっていきましょう。3年生の夏からは、みんなが頑張ります。頑張って当たり前なのです。差はつきません。ですが、1年生の今から受験勉強をしている人はそれほど多くありません。今が差をつける、または追いつくチャンスです! 

   いつやるか?いまでしょ!!


●自分のことばを見直そう

 1年生のよいところは、とても元気の良いところなのですが、最近、気になることがあります。

 自分のことばをいう前に、よく考えているのかな?ということです。というのは、最近人のいやがるようなことばを平気で使う人が少し多くなっている気がするためです。ことばには不思議な力があります。ことばひとつで自分や相手が元気になることもあれば、気分が落ち込むこともあります。

 スポーツなどでも同じです。緊張しているときに「大丈夫だ」と自分に言い聞かせると本当に大丈夫な気がしてきます。調子がいいときも、「その調子!!ファイト!」と応援されるとますます力を出すことができるものです。ことばというものは、皆さんが思っている以上に強い力を秘めているものなのです。

 友だちに対することばも同じです。相手のいやがることばを言ってしまうと、相手は皆さんが思う以上に傷ついてしまうこともあるのです。中にはいやなことを言われても表情に出さない人もいます。友だちが「いやそうにしていなかった」からといって言って、すき勝手なことを言ってはいけません。「自分が友だちの立場だったら、どう思うだろう?」と考えることが大切です。
 
 もう一度、「自分のことばは大丈夫かな?」と、ふり返ってみてほしいと思います。そして、相手のことを考えることができる優しい大人になってほしいと思います。


●夢ブック製作中!
 今、1年生では総合的な学習の時間を使い、「夢ブック」を製作しています。自分のことについて詳しくふり返ること、将来の夢から進路のこと、学校のことなど、盛りだくさんの内容です。完成は3年生になってからの予定で、少しずつ製作しているところです。手の込んだイラストや文章を書いている生徒が多いので、今から完成が楽しみです。期待してお待ちください。