学校日記

【教育実習生3日目】実習生座談会〜それぞれの教科・学年からから見えた生徒たちの素顔〜

公開日
2026/05/20
更新日
2026/05/20

校長室より

教育実習が始まって3日目。中学校の新鮮な環境に少しずつ慣れてきた実習生たちが集まり、日々の発見や授業での手応えについて熱く語り合う座談会が行われました。

今回は、その内容を抜粋してご紹介します。

​👤 1年生の「エネルギー」と「成長の伸びしろ」

​1年生の授業を見学・担当している実習生からは、中学校に上がったばかりのみずみずしい姿についての報告がありました。

​素直さと幼さのバランス: 「美術の授業では、先生の説明に『えーっ!なんで!?』と素直にリアクションが返ってきて、ついこの前まで小学生だったんだなという可愛らしさを感じます。一方で、興味の有無によって準備や片付けに少し時間がかかってしまうなど、気持ちの切り替え(メリハリ)にはまだ課題があるかもしれません。でも、だからこそこれからの変化やフォローのしがいがある、素晴らしいバランスの学年だと感じています。」

​時間帯による変化: 「同じクラスでも、授業を行う時間帯によって雰囲気がガラリと変わるのが面白いです。昨日は大盛り上がりだったクラスが、今日の4時間目(給食前)にはものすごく静かだったり、6時間目にはまた元気に賑やかになったり。生徒たちのバイオリズムを肌で感じています。」

​自分たちで課題に気づく力: 「1年4組では『私語が多い』という課題が挙がっていたのですが、終学活で問いかけてみると、生徒自身がしっかりと問題意識を持って全員が手を挙げました。『明日の心電図検診は静かに過ごしてみよう』と呼びかけると、みんなで取り組もうとする姿勢が見られ、クラスをコントロールしていく面白さを実感しています。」

​👥 3年生の「さすが」と言わせる自主性とクラスの団結力

​一方で、最上級生である3年生の姿を見た実習生からは、驚きと称賛の声が上がりました。

​自己完結できる授業: 「体育の授業でソーラン節の練習を見ていたのですが、私たちの時代とは全く違いました。生徒個人が振り付けを完璧に覚えていて、その子が中心となって移動や全体の指導を行っているんです。先生たちの介入は音源を流したり、少しアドバイスをしたりする程度。自分たちで授業を創り上げ、自己完結させている姿に『さすが3年生!』と深く感動しました。」

​エネルギーの正しい向け方: 「1組から6組まで全クラスを見ましたが、本当にみんな集中しています。元気の良さが授業を盛り上げる方向、みんなで深める方向に正しく向けられていて、メリハリの素晴らしさに圧倒されました。」

​🎨 各教科の現場から:道徳のスピーチと美術の専門性

​【道徳・国語】「自主」と「協働」がミックスした瞬間:

「スピーチの原稿を書く授業で、なかなか筆が進まない生徒がいました。『自分で考える時間を大切に』という指導のなかで、その子が『友達と考えたい』と言い出したんです。そこで仲の良い友達を呼び寄せてみると、友達ならではの絶妙な聞き出し方で、みるみるうちに原稿が最後まで埋まりました。教員が上から教えるだけでなく、生徒同士の『つながり』のなかで学びが深まる、自主と協働がミックスした素敵な場面に出会えました。」

​【美術】専門性を伝えることの意義:

「美大で専門的に学んでいる立場として、生徒たちの『描きたい気持ち』にどう向き合うかを考えています。部活動ではアニメのイラストに夢中な生徒が多いですが、基礎であるデッサンを学ぶことで、そのイラストが何倍も進化することを伝えたい。来週は1年生のデッサンの授業を担当させてもらえるので、私たちが美大で培ってきた技術や経験の凄さを、生徒たちの『興味のある分野』に還元できるようなきっかけ作りに挑戦したいです。」


校長より

​3日目にして、生徒一人ひとりの表情やクラスの空気感、時間帯による変化まで実によく観察できていることに驚かされました。

失敗を恐れず、自分たちの持つ専門性や熱量を、明日からの授業でさらに生徒たちへぶつけていってほしいと思います。がんばれ、未来の先生たち!