「つかみ」の技術
- 公開日
- 2020/05/01
- 更新日
- 2020/05/01
できごと
「つかみ」は何においても大事です。
野球やサッカーの開幕戦,漫才,コンサートの最初の曲など。プロの人たちは常につかみを意識しています。
実は,作文もつかみが大切です。
特に,人に読んでもらう文章においては「題名」と「書き出し」だけで面白いかどうか9割がた決まるとも言われています。本屋さんで,目を引くタイトルがずらりと並ぶのはそのためです。僕の学校日記も,タイトルには気を使っているんですよ。
みなさんこんにちは,北川です。今日は苦手な人も多いだろう「作文」について,お話ししたいと思います。テーマは「つかみ」つまり書き出しです。みなさんは作文を書く時,どのように書き始めますか?
「今日は,○○しました。」
「ぼくは,○○しました。」
「わたしは,○○ました。」
こんな書き出しでスタートしている人が多いのではないでしょうか。その書き出しが悪いわけではありません。でも,一つしか方法を知らないのといろいろな方法を知っている中から選ぶのでは大きな違いがあると思います。
野球なら,いいピッチャーはストレートだけでなくいろいろな変化球を投げます。同じように,文章を書くのが上手な人は,いろいろな書き出しができます。
さてそこで,自宅にある本をいくつか手に取って,書き出しを見てみてください。それがプロの人たちの書き出しです。
例えば,こんなのがありました。
「山田くんは,突然走り出した。」
「青い空が山の向こうまで続いている。」
「ぼくは悪くない。だからぜったいにごめんなさいは言わない。言うもんかお父さんなんかに」
さすがはプロだと思いませんか?みなさんもノートを出して,プロの書き出しをたくさん写してみてください。おもしろい書き出しがたくさんあるはずですよ。
10個ぐらい書きだしたら,今日は「その書き出しをマネして日記を書いてみましょう!」多少へんてこな文になってもかまいません。そういうトレーニングをしていくと,自分の引き出しが増えていきますよ。
さあ,レッツチャレンジ!