今日の献立は、「ゼリーフライ」と「かてめし」、「ツナとわかめの辛子和え」「ねぎの味噌汁」「いよかん」に「牛乳」です。

「ゼリーフライ」は埼玉県行田市近辺でつくられ、おからに茹でたじゃがいもを基本にお店や地域により様々な具材を入れて揚げたものです。「ゼリーフライ」の由来は形が小判に似ていることから「銭」が訛ったされていますが諸説あります。

また「かてめし」は、お米に様々な雑穀や野菜を入れて炊き込んだものです。「かて」とはお米に加える食品を指しています。秩父地域では、山の神、ひなの節句、八十八夜、お盆入りなどの行事によくつくられ、おもてなし料理の一つです。
本日で、郷土料理献立は終わります。これまで沖縄(７月）、長野（９月）、長崎と福島（10月）、愛知（11月）、秋田（12月）、山梨（12月）、東京（１月）、愛媛（２月）と紹介してきました。各地域の気候風土によって食材が変わり、調理の仕方も変わってきます。どの郷土料理も、工夫を凝らし長い間愛されてきたことがよく分かります。ここに紹介できなかった郷土料理はまだまだあります。来年度も献立を工夫し、給食費との兼ね合いも考えながら紹介してまいります。