学校日記

校長室から<平成28年12月その1>

公開日
2016/12/05
更新日
2016/12/05

校長室から

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 今朝は雨上がりの朝会でした。空気がしっとりとして、落ち着きます。持久走大会を頑張った子どもたち。いよいよ学期末です。

平成28年度12月その1
「ただ走ること」
平成28年12月5日(月)

おはようございます。土曜日の「持久走大会」はお天気にも恵まれ、皆さんの力走を見ることができました。どのお友達も自分のもてる力を精一杯出し切って、とても素晴らしい「持久走大会」になったと思います。全力で走り切った皆さんに大きな拍手を送りたいと思います。ほんとうによく頑張りましたね。

ここに今日から玄関に飾る予定の掲示物を持ってきました。ほら、見てください。これらの写真からは、どの子も全力で走っている姿が伝わってきますね。一生懸命な姿はただそれだけで感動してしまいます。「持久走大会」は、ただ走るその姿だけでいいものですね。そして、それと同時に、ただ走っているだけのように見えて、たくさんの大切な意味を含んでいました。それが土曜日の「持久走大会」でした。

まず、走ることが得意でいつも走っているようなお友達は、土曜日の「持久走大会」が楽しみでたまらなかったのではないでしょうか。少しでも自分の自己ベストを、または昨年度よりはよい順位をと頑張ったに違いありません。なるほど高学年で上位にゴールしてきたお友達の走りは、とても見事でしたね。きっと皆さんのお手本になる走りだったことと思います。これからますます走力を伸ばしていってほしいと期待を込めて強く願います。

しかし、逆に走ることが得意でない人たちもいますね。その人たちは「持久走大会、嫌だなあ。」とちょっぴり思っていたかもしれません。「逃げたいなあ。」と心のどこかに、そのような気持ちが起きた人もいたかもしれません。でも、「持久走大会」当日、最後まで走り抜くたくさんのお友達の姿がありました。

皆さんは、先生方は速い人たちばかりを見ていたと思いますか。違います。どの先生方も、苦しいけれどもその苦しさから逃げないで頑張ったお友達は誰かをちゃんと見てくださっていますよ。

実際、校長先生は、高学年のある女の子とこのような会話をしました。その女の子は、もちろん最後の方のゴールでした。
「一回も歩かなかったでしょ?」
「はい、遅かったけど。歩かなかった。苦しかった。」
「自信になったね。」
「はい。」
そのようにうなずいた女の子の顔は、とっても輝いていました。一つ自分の心に勝って、何かを手に入れたのだろうなと思いました。その笑顔が嬉しくてたまらなくなりました。
 
なぜ、このようなことを話すかというと、ほとんどのお友達が全力で頑張っていた中、残念ながら今回、自分の気持ちに負けて投げ出してしまったり、明らかに力を抜いて自分の全力を出し切らなかったお友達がほんの少しですがいたからです。校長先生は一生懸命でないことが、全くもって嫌いです。結果を出すことを言っているのではありません。一生懸命かどうかということなのです。

 今回の「持久走大会」で何かをつかんだお友達は、さらに頑張ってください。何かをつかみ損ねてしまったお友達は、さらなる努力を期待します。
 
これでお話を終わります。