学校日記

12/9の給食

公開日
2014/12/09
更新日
2014/12/09

今日の給食

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https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310099/blog_img/2992443?tm=20240305134736

・ご飯
・茎わかめとしらすの佃煮
・生揚げと野菜の煮物
・かき玉汁

今日は久しぶりの和食です。
ご飯以外にはすべてかつおだしを使い、味だけでなく、香りよく仕上げています。
鰹節の旨みは主にイノシン酸と言われる成分です。
イノシン酸は、かつおの体内にあるATPという物質が酵素によって分解されたものです。
ATPとは細胞内でエネルギーを貯蔵する物質で、高速で泳ぎ続けるかつおには、エネルギー源となるATPが大量に含まれています。
ですから、鰹節にはたくさんのイノシン酸が含まれていることになります。
旨味たっぷりの鰹節は、作るのにとても多くの工程と時間がかかります。
現在の鰹節に比較的近いものが出現するのは室町時代と言われ、1489年のものとされる、四条流包丁書の中に、花鰹の文字があり、これはカツオ産品を削ったものと考えられることから、単なる干物ではない、かなりの硬さのものとなっていたと考えられています。
和食にはなくてはならない鰹節。
それを削って作るかつおだし。
初めて作った人や、おいしく改良を重ねてきた先人の知恵が、和食を作るたびにとてもありがたく感じられます。

たっぷりのだしに調味料を加え、おいしい生揚げを煮ます。
一度取り上げて、別に野菜を煮ていき、最後に合わせて完成です。
薄味でもしっかり中まで味が染みたおいしい煮物ができあがりました。

またまたたっぷりのだしを香りよく玉子とじのすまし汁を作りました。
かわいく浮いたなるとと、小松菜の緑が鮮やかです。
最後にだしで作った佃煮も、ついついご飯がすすむおいしさです。
今日もたくさん食べてください。