「当たり前」が心に響くとき、人は成長する
- 公開日
- 2026/06/23
- 更新日
- 2026/06/23
ことばの教室
「あいさつは大切」「感謝の気持ちを忘れない」「人の気持ちを考えて行動しよう」。
こうした言葉は、子どもたちが学校生活の中で何度も耳にする“当たり前”のことです。しかし、言葉として知っているだけで、すぐに行動が変わるわけではありません。それは大人であっても同じではないでしょうか。人が何かを本当の意味で身につけるためには、「知識として知っていること」と「体験を通して実感すること」の両方が必要だと言われています。
例えば、人間関係に悩んでいた子どもが、友達からの明るいあいさつに励まされた経験をしたとします。そのとき初めて、「あいさつって本当に大切なんだな」と心から感じることができます。「あいさつは大切」という言葉自体は、誰もが知っている当たり前のことです。しかし、その当たり前が自分の経験と結びつき、心に深く響いたとき、人は大きく成長しているのだと思います。
ことばの教室でも、言葉や知識を教えるだけでなく、子どもたちが実際の体験を通して気付きや学びを得られるような指導を大切にしています。そして、一見すると当たり前に思えることの中にある大切な意味を、自分自身で発見できる機会を積み重ねていきたいと考えています。