音楽の先生より、みなさんへ
- 公開日
- 2020/05/29
- 更新日
- 2020/05/29
できごと
みなさんこんにちは。音楽の先生です。
いよいよ月曜日からみなさんに会えますね。とても楽しみにしています。今日は、前回紹介したベートーヴェンについて私の思い出と、今年度の授業について書きます。
ベートーヴェンは多くの音楽を作曲していますが、私が一番思い入れのあるの曲はピアノソナタです。その中でも、第21番「ワルトシュタイン」ハ長調op.53です。
このように書いても????となる人の方が多いと思いますが、この曲は1803年から1804年ごろにかけて作曲されました。出版されるのは1805年です。ちなみにピアノソナタは全部で32曲作曲されました。
なぜ、この曲に思い入れがあるのかというと、高校生の時この曲が試験曲の一つになり、一生懸命練習したからです。たくさん練習して、曲や時代や作曲者や楽器のことを勉強していくうちに、嬉しくなったり悲しくなったり、悔しくなったりといろいろな気持ちと向き合いました。あまり大きな声では言えませんが、何度も鍵盤を叩いたりピアノの前で大きな声で叫んだりしたこともありました・・・たくさん時間をかけて取り組んだので、この曲には特別な気持ちをもっています。
今年度は感染症対策で、いろいろな授業を工夫しながら進めていかなければいけません。音楽の授業では当面の間、歌やリコーダー、管楽器等の演奏はできません。でも、見方を変えてみると、その分教科書に載っている音楽をいろいろな視点から調べたり考えたり発表したりすることができると思いませんか?みんなと一緒に工夫して、いつもの年より「深く」音楽の授業を進められることがとっても楽しみです。