玉ねぎを炒めるとなぜ甘くなるの?
- 公開日
- 2023/11/22
- 更新日
- 2023/11/22
給食室より
今日の献立は、「チキンカレーライス」「コーンサラダ」「フルーツヨーグルト」と「牛乳」です。「コーンサラダ」には給食室特製のドレッシングソースをかけています。ちなみにドレッシングの語源は「ドレス(衣装)」からきています。野菜に衣装を着せて彩るのがドレッシングの意味のようです。
さて、チキンカレーライスのソースには、炒めた玉ねぎをたくさん使っています。玉ねぎは生で食べると辛味を感じるのに対して、炒めると甘くなる性質があります。これは、玉ねぎの辛味の成分である硫黄化合物は熱を加えることで揮発し分解します。そのため、玉ねぎを炒めると辛味成分である硫黄化合物がなくなり、もともと玉ねぎの中に含まれていた糖分が残り甘く感じます。また、茹でるようりも炒める方が硫黄化合物が揮発しやすくなり、より甘みを感じるようです。今日は、炒めた玉ねぎをたくさん使い、辛味よりも旨味を感じるカレーライスに仕上げました。