【給食】1月27日(水)
- 公開日
- 2021/01/29
- 更新日
- 2021/01/29
給食
≪タイムスリップ給食・昭和25年頃の給食≫
コッペパン
牛乳
コロッケ
フレンチサラダ
カレーシチュー
1月24日から30日までは“全国学校給食週間”です。今年度は、明治時代から現代までの給食を再現した「タイムスリップ給食」を提供します!
タイムスリップ給食3日目は、昭和30年代までの給食について紹介しました。
大正時代に日本各地に広まった給食は、戦争が始まると食べ物が不足してしまい一時中断することとなりました。その後、戦争が終わるとユニセフやアメリカから小麦粉や脱脂粉乳(牛乳中の乳脂肪分を除き乾燥させて粉にしたもの)が支給され、それらを使って給食が再開されました。この頃は、現在のようにごはん中心の給食ではなく、支給された小麦粉で作ったコッペパンが主食でした。そのため、当時はシチューなどパンに合うものだけではなく、おでんなどにもコッペパンを組み合わせていたようです。料理の形態(和食・中華・洋食など)に気をつけて作られている献立とは、このような点でも違いがみられます。また今は毎日当たり前のように出ている牛乳ですが、当時は脱脂粉乳をお湯で溶かしたものを飲んでいました。栄養価は高いですが、普通の牛乳とは味や食感なども違い、飲むのはなかなか大変だったそうです。
今日の給食は、昭和25年〜35年頃の給食「コッペパン、コロッケ、フレンチサラダ、カレーシチュー」を再現しました!当時、給食のカレーは脱脂粉乳や牛乳を使っていたため、見た目が白っぽく「カレーシチュー」と呼ばれていたそうです。当時の給食をできる限り再現するために、コロッケやフレンチサラダに使用する食材はシンプルに、カレーシチューはルウを使わずに具と一緒に小麦粉を炒め、そこに鶏ガラスープを入れることでとろみをつけました!
写真2
現在の給食のパンは、パン屋さんが焼いてくれたものを給食室で蒸してから提供しているのでふっくらとしていますが、当時は今よりも大きくパサパサしていたそうです。
写真3
コロッケももちろん給食室の手作りです!ひき肉は使用せずにコーンを加えて作りました。調理さんは作業を分担し、手際よく丁寧に成型してくれていました!