学校日記

3学期修了式

公開日
2020/03/25
更新日
2020/03/25

できごと

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新型コロナウイルスの影響(えいきょう)で修了式(しゅうりょうしき)ができません。1年の区切りなので、かわりに学校ホームページで修了式をしたいと思います。児童(じどう)のみなさん、体育館で修了式に参加しているつもりで読んでください。

これから令和元年度 小岩小学校修了式をはじめます。
最初に校長先生より皆さんに修了証を授与(じゅよ)します。
(下の写真を見ながら 自分の学年や名前を思い浮(う)かべてください。)

次に校長先生のお話です。

新型コロナウイルスが世界中に広がり、皆さんも学校に来られない日々が続いています。みなさんや家の人、地域(ちいき)の人、先生たちや学校で働く人たちが感染(かんせん)しないか心配でなりません。でも、世界中の人たちがこの新型コロナウイルスに負(ま)けないように、努力したり助け合ったりしています。
今から9年前に東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)が起(お)きました。その時も世界中の国々の人たちが、被害(ひがい)にあった人たちを助けにかけつけてくれました。困(こま)っているとき、手をさしのべてくれる人がいるということは、本当にありがたいことです。
助けにきてくれた中には、台湾(たいわん)という地域(ちいき)の人々もいました。日本の人たちは、助けにきてくれた国々の人に感謝(かんしゃ)し、お礼(れい)を言いました。ところが、その時は台湾の人たちにきちんとお礼ができなかったそうです。

その東日本大震災から2年近くたって野球の世界大会があり、日本と台湾が対戦(たいせん)することになりました。その試合(しあい)を応援(おうえん)しにきていた日本のファンの人たちは、東日本大震災のとき、助けてくれた台湾の人たちにお礼をしていなかったことを知り、感謝の言葉を書いたプラカードを高々(たかだか)と掲(かか)げたそうです。さらに台湾選手にも大きな声で応援しました。すると、台湾の応援団も日本の選手に大きな声援(せいえん)を送ってくれたそうです。
試合は歴史(れきし)に残るすごいもので、日本が延長(えんちょう)の末(すえ)、4対3で勝利しました。試合が終了した瞬間(しゅんかん)、日本の人たちだけでなく、台湾の人たちも誰(だれ)もが立ち上がり、大きな拍手(はくしゅ)がスタンド中に響(ひび)き渡(わた)りました。日本の人たちも台湾の人たちもお互(たが)いの試合や応援したことを認(みと)め合い、多くの人が感動して涙(なみだ)を流したそうです。

この涙は、弱いから流したのではなく、心が動いて流した涙、「感動の涙」です。
人は苦しい時、悲しい時、涙を流すことがあります。そうしたこととは逆(ぎゃく)に、人にやさしくされたり、一生懸命(いっしょうけんめい)に努力している人をみたり、あるいは自分が挑戦(ちょうせん)しやりとげたりしたときの「感動の涙」は、我慢(がまん)しようとしても自然に流れてくることがあります。
そういうときは、我慢しなくてもいいと思います。なぜなら、それは「人間らしい姿(すがた)」だからです。「人間としての心が動いた」からです。

さて、今の学年が終わります。1年間を振(ふ)り返って思い出してみてください。
「何を」でしょう?
人にやさしくしてもらったこと、自分が相手を思って行動したこと、人が努力していたこと、自分が挑戦を続けたことなどです。
きっと、たくさんあったとことでしょう。今、思い出して感動の涙をと言っているわけではありません。ただ、そうした「人や自分のことを感じる人になってほしい」「心を動かせる人になってほしい」と思います。
今は、新型コロナウイルスの広がりでたいへんな時です。でも、そんな中でも人が努力していること、助け合っていることを心に感じてほしいと思います。それがやがて「感動」につながっていきます。

今日は、「感動は人間らしい心の動き」「人や自分の心を感じる人になりましょう」という話でした。
明日から春休みです。まだまだ新型コロナウイルス感染の危険(きけん)はあります。健康(けんこう)に気をつけて、感動のある春休みにしてください。

次に校歌を歌います。
(江戸川区の学校ホームページは音や映像(えいぞう)が出ませんが、下の歌詞(かし)を見ながら、こうかちゃんといっしょに歌うつもりで)

小岩小学校校歌

1.都の東 江戸川に
日ごとに映す 富士のねの
けだかい姿 あおぐとき
いつも希望がわいてくる
ああ ああ
楽しい母校よ 小岩校

2.桜に 藤に さるすべり
校庭(にわ)に やさしくかおる花
古い歴史も しのばれて
いつも 心が澄んでくる
ああ ああ 
なつかし母校よ 小岩校

以上で令和元年度 小岩小学校修了式を終わります。

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