学校朝会の話9.7
- 公開日
- 2020/09/07
- 更新日
- 2020/09/07
できごと
今朝、学校に行く途中で聞こえたのはセミの鳴き声ではなく、コオロギの鳴き声でした。昼間の気温はまだ30度以上になりますが、虫の鳴き声からも季節の変化が感じられます。さて、先ほどのコオロギですが、ある会社では食用に育てたコオロギを粉にして、だしのパックを作りました。このだしには、グルタミン酸とイノシン酸という、うまみ物質がたくさん含まれているそうです。グルタミン酸は昆布や野菜に、イノシン酸は魚や肉に含まれています。「コオロギをだしにするなんて。」と思う人がいるかもしれませんが、日本では昔からイナゴという虫を佃煮にしたり、はちの幼虫やかいこの幼虫を料理して食べたりしていました。ただ、今日お話ししたコオロギは、食用に安全に飼育されたものです。その辺にいるコオロギを捕まえて食べることはしないでください。昆虫を食べるのは変だと思うかもしれませんが、今日の給食には、豚肉が出ています。私たちは鳥や豚や牛や魚などの命を食べています。生きるためにたくさんの命をいただいていることを忘れないために、食事のときには「いただきます」と「ごちそうさまでした」の挨拶をきちんと言うようにしましょう。
※写真は、ひまわりの種の様子で、よく見ると渦巻き状になっています。ひまわりの種の並び方は、「フィボナッチ数列」となっています。