新1年生入学説明会(校長挨拶)
- 公開日
- 2020/02/07
- 更新日
- 2020/02/10
できごと
新1年生入学説明会 <校長挨拶 −子供は「今」を生きるー>
篠崎第四小学校長 景山賢治です。今年の4月から、新学習指導要領が全面実施となります。夏に東京オリンピック・パラリンピックが行われ、社会はますます国際化や共生社会へと意識が変わっていきます。このように社会が変化する中、子供たちにどのような力を身に付けさせるか、学校の大きな課題となっています。報道等でご存知の通り、英語の授業やプログラミング教育が行われるようになり、将来よい学校や会社に入るため、よい生活を送るために小学校から準備をしなければいけないと思うかもしれません。子供は将来のために様々な学習をしていますが、小学校の学習や生活が全て未来のためにあるわけではありません。子供が子供としての「今」を生きることが、結果として未来につながっていきます。
私は今、校長をしていますが、小学生の時に教員になろうと思ったのではなく、教員になってからも校長になろうと思って仕事をしてきたわけでもありません。小学生の時、友達と休み時間に遊んだこと、ソフトボール大会で優勝するために練習したこと、運動会のパレードの練習が大変だったこと、飼育当番でアヒルの世話をしたことなど、小学生としての毎日をただ一生懸命に生きていたことが、結果として今につながっていると思うのです。
篠崎第四小学校は、子供たちが充実した小学校生活を送ることができる場所です。校庭が広く、休み時間は思い切り遊ぶことができます。篠崎地区では一番児童数の多い学校です。いろいろな友達や先生方と出会うことができます。運動会や秋の文化的な行事、高学年の宿泊学習などにも力を入れています。落ち着いて学習に取り組める児童が多く、配慮を必要とする児童に対しては、巡回指導など適切な支援が行われています。いじめや不登校などの対応のための取り組みでは、どこの小学校よりも丁寧に行っています。その他のことや給食については、ホームページでもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
最近思ったですが、「あそこはよい学校だ」という人がいます。私が思うよい学校とは、保護者や地域の人が「この学校を好きと思う人が多い」ことです。プロサッカーチームのサポーターを思い浮かべてください。チームは勝ったり負けたりしますが、それでもこのチームが好きだというファンの多いことが、よいチームあるいは、よい学校の条件であると思うのです。
最後に。私はこの学校での4年間、篠四小の常識や当たり前を見直し、新しい教育活動に変えてきました。今年度は特に力を入れているのが学校の働き方改革を進めることです。保護者の中には様々な声もありますが、子供たちの充実した学校生活を作るために重要なことです。
ご理解とご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。