学校朝会のお話2(校長)
- 公開日
- 2016/04/18
- 更新日
- 2016/04/18
できごと
みなさんも、テレビのニュースを見たと思いますが、熊本県や大分県で大きな地震があり、大勢の人が被害にあっています。一日も早く、地震活動が収まり、被害にあった人が安心して生活ができるようになるとよいと思います。
さて、校長先生と同じ名前の人で宮沢賢治という童話作家がいました。その人は「本当の幸せ」とは何か、と考えた人でもあります。みなさんにとっての「幸せ」とは何でしょう。テストで百点を取ることや、サッカーや野球の試合でゴールを決めたりホームランを打ったりして、試合に勝つという幸せもあるかもしれません。みなさんのお父さんやお母さんだったら、給料が上がることや宝くじが当たることも幸せかもしれません。しかし、それは誰でも手に入れることができるわけではありません。そこで、誰でも手に入れることのできる幸せを、校長先生は考えました。それは「当たり前に生活できる幸せ」と、「人のために何かをしてあげることができる幸せ」です。
今、熊本や大分の人の中には、食べ物や飲み水、着替えがなくて困っていたり、いつ地震が起こるかわからない不安な日々を過ごしていたりしています。私たちは今、安心して当たり前の生活ができています。朝起きて家族に「おはよう」と言えること。学校に来て友達や先生に会えること。勉強をしたり、休み時間に友達と遊んだり、給食を食べたりできること。当たり前の幸せを喜びながらも、今、困っている熊本や大分の人のためにできることを考えてみてください。