学校日記

12月8日 手話の表現について

公開日
2022/12/08
更新日
2022/12/08

できごと

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先日行われた「まなびピア」の中で、3年生が手話歌を披露してくれました。手話歌とは、歌詞に手話単語をつけて表現する歌のことです。三小では、校歌に手話をつけて歌うことが身近になっています。
文部省唱歌「蚕」の歌詞の中で、「雨」という言葉がありました。手のひらを手前に、指先を下に向けて、ザァザァと雨が降っているように手話で表現しました。

実は、この「雨」という手話表現をもっと細かく、相手に伝わりやすくすることができます。この歌の歌詞を見ると、

 きそひきそひて桑はむ音
 木の葉に雨のそそぐ如く。

と、あります。この時の「雨」とは、どんな雨だったのでしょうか。台風の時のような大雨でしょうか。それとも、小雨程度の雨だったのでしょうか。
 
手話の表現の面白さは、この「大雨」「小雨」を表現することができる点にあります。

表情もつけて、ザァザァ強く降らせれば「大雨」、眉をひそめて人差し指でポツポツと水滴が落ちるように表現すると「小雨」と、まるで景色がぱっと想像できるように表現することがポイントです。
一つの単語にも、色々な表現の幅があることを知ると、さらに手話を学ぶことが楽しくなると思います。
 
(文責 ことばの教室 きのした)