ご存知ですか!?『しずかに学習する部屋(エンカレッジルーム)【1】』
- 公開日
- 2017/07/26
- 更新日
- 2017/07/26
特別支援教育
先週から、夏休みが始まりました。夏季水泳教室に参加している子どもたちは、泳力や体力の向上に向けて日々励んでいます。
さて、今回は『しずかに学習する部屋(エンカレッジルーム)』についてお伝えさせていただきます。
まず、『エンカレッジルーム』とは、一人一人の子どもの情緒の安定を図るため、江戸川区立小・中学校で設置を進めている部屋です。「エンカレッジ」とは、「勇気付ける・励ます」という意味の言葉です。
本校では、『しずかに学習する部屋』という名称にしています。利用する子どもに「静かに学習する部屋にいってらっしゃい」と言ったり、教室にいる周りの子どもたちに向けて、「静かに学習する部屋にいっています」と説明したりすることがあります。教室とは違う場で『学習している』ということを分かってもらうために、この名称にしています。
本校のエンカレッジルームは、2階の多目的室の半分を使用しています。ここは、「職員や児童の利用のしやすさ」、「音などの刺激の少なさ」、「保健室や職員室からの距離」などを考慮して配置されています。また、どの時間でも担当の教員が部屋にいて、子どもを支援する体制がとられています。
掲載した左上の写真は、『軽量折りたたみシールド』といいます。少し広い空間の中に自分だけのパーソナルスペースを作りだし、注意が他にそれないようにするための支援グッズです。最近よく見かけるようになった「おひとり様席」のイメージです。
また、右上写真は、6人掛けのテーブルです。人に聞かれたくない内容の話をしたり、複数人数の相談を受けたりするときなどに使用しています。